前回のつづき 名古屋で複数店舗経営している齋藤さんからDMがあり、勢いあまって名古屋行きが決定。 初の名古屋出張に向かった私と上原は、旧武家屋敷が立ち並ぶ名駅近くの立派な鴨料理のお店に到着した。 いざ商談 中に入ると個室に案内され、少し早めに到着した我々は姿勢を正して待っていた。 ほどなくして齋藤さんが到着。 一緒に美人ですごくハイテンションな女性もやってきた。 齋藤さんの会社で広報を担当しているアヤナちゃんだ。 ずっとニッコニコで上品な言葉遣い。 そして底抜けに
前回のつづき 私はホリエモンがプロデュースしている「小麦の奴隷」のフランチャイズモデルに触発されnuu版のフランチャイズである「ユニストア」をスタートした。 スタートしてみたはいいが、どうやって一緒にやってくれる人を見つけたらいいかさっぱりわからない。 そこでゴールを「ユニストア契約と出店」と定め、それにに至るまでの4つのアクションプランを設置して実行することにした。 まずは1.と2.が目標だったが広告配信により意外とあっさりクリア。 2ヶ月で10件ほどの問い合わせ
前回のつづき 取り急ぎユニストア(フランチャイズ)のビジネスモデルのタタキが完成し、スタートを切れるという段になった。 とはいえ、ユニストアに加盟してくれる方が見つからなければ何も始まっていないのと同じ。 どのようにしたらユニストアを広げていけるだろうか? そもそも一緒に事業をやってくれる人はいるのだろうか? そんなことがマーケティングの本に書いてあったことを思い出した。 いや、もしかしたら小説の一節だったかもしれない。 つまり、どんな良い商品であれ、サービスであれ
前回のつづき フランチャイズのビジネスを立ち上げることが決まり、コンセプトも決定した。 お次は、その他もろもろのリソース作成や実務である。 本稿では以下の中から1〜6までについて書いていこうと思う。 1. 概要資料作成 見やすい資料であることはもちろんのこと、女性専用のシェアサロンなので可愛らしさやデザインにもこだわりたい。 ・なぜフランチャイズじゃなく「ユニストア」なのか? ・加盟することで経営の悩みや不安がどのように解決できるのか? ・収益モデルは? ・かかる費
前回のつづき。 ホリエモンのyoutubeで偶然知った小麦の奴隷を見て、フランチャイズのビジネスモデルを立ち上げることが(自分の中で)唐突に決まった。 しかし、私は今までフランチャイズビジネスをやったことがないし、やろうと思ったこともない。 何からスタートすればいいのか? さっぱりわからなかったので、まずは構成要素を洗い出してみることに。 パッと思いついたことを羅列するとこんなところ。 まずはこれら分解した構成要素を一つ一つ形にしていくことからスタートしてみることにし
前回の投稿から日が空いてしまい申し訳ありません。 本校からが本題。 またつらつらとフランチャイズ本部立ち上げまでの流れを書き連ねていきたいと思います。 なぜ私はフランチャイズのビジネスモデルを始めることになったのか? 齋藤さんからのDMより遡ること数ヶ月前。 代官山にnuuを2店舗出店し、新たに下北沢店(suu)の出店を進めていた。 suuは元々居抜き店舗で売りに出されていた案件で、なんとなく見てたM&Aサイトで見つけたお店。 外観がおしゃれで、フランスのカフェみたい
おひさしぶりです。関山です。 「シェアサロン経営のはじめかた」シリーズを描き終えて2か月ほど経ちました。 このシリーズを書き終えたのが名古屋、栄店の出店の前日。 出店準備を終えたあとの夜中3時。 錦のビジホでジャスミンハイを飲みながら。 「nuu栄店」は今年6月1日にオープンした(株)ソトハの齋藤文由貴さん(ふみくん)が経営されているnuuのユニストア(FC)店舗です。 はじまりは1通のDM。 最初はこんな感じで意見交換を兼ねてお話しましょう、というDMのやりとり。
私は今名古屋にいて、nuuの新店舗「nuu 栄」のオープン前日深夜にこの文章を書いている。 明日、nuu 栄は『ユニストア』というフランチャイズモデルの第一号店として名古屋で産声を上げる。 オープン準備を終え、最近ハマってる藤井風をyoutubeで流しながらPCをパタパタ。 彼は本当に天才だと思う。 名古屋の中心部「栄」のど真ん中、supreme横のビル2、3、4階。 美容師、ネイル、アイラッシュ、エステ。 全美容領域に対応できる女性専用トータルシェアサロンとして20
利用者獲得のための様々なトライ&エラーを繰り返すうちに、徐々に結果が出てきた。 nuu femの1年間の利用者数の推移は以下のとおり。 スタート時点で1名だった利用者が9ヶ月後には18名となりほぼ満員に。 nuuとnuu femに1年間で見学に来てくれた方々は70名以上。 そのうち37%にあたる26名の方が利用を開始。 オープンから1年間の売り上げ推移表がこちら。 上原1人でスタートしたnuu fem。 初月の売り上げは137万円。 色々な試みを進めていくうちに徐々に増
前回のつづき。 「わたしたちが提供したいのは場所ではなくライフスタイル」 nuuのコンセプトが固まった。 このコンセプトを元に、伝えたいイメージをカタチにしたのが以下の広告クリエイティブ。 実はこのような世界観推しの広告はCPC(コストパークリック=クリック単価)が高い傾向にある。 つまり、コスパが良くない。 逆に「80%還元!」や「稼げる!!!」などのわかりやすい文字が踊っている広告の方がクリック単価が安い。 直接的な表現の方が人はクリックしたくなるのだ。 CP
前回の続き。 差別化戦略において、nuuが訴求すべき価値は「場所」ではないのではないか? そんな仮説を立ててみた。 だとしたら何を提供価値として定義すべきだろうか。 経営コンサルタントの山口周氏が提唱したマトリクスでこんな2×2がある。 縦軸に役に立つ・立たない、横軸に意味が弱い・強いの2軸。 これだけだと何のことやらさっぱりわからないので実存する企業でポジションを置いてみよう。 この2×2上でトヨタや日産は「意味が弱く」「役に立つ」ジャンルに属している。 一方メル
勢いよく2店舗目を出店したものの、出だしから焦燥感が漂う。 私は緻密な計画を立てられない人間で、始めてみた後に後悔する事が今までもたくさんあった。 なのになぜ学ぼうとしないのか。それは何かを経験してきたつもりで何も理解していなかったからかもしれない。 逆に、後悔から学ばないからこそ無邪気に新しいことを始められる勢いとアホさがあるとも言える。 新しい事業をスタートすると強い負荷がかかることはわかりきっているのだから適切に学べる人間であれば何度もやろうなんて思わない。 学
「日本初、女性専用シェアサロンnuu」2022年、7月19日オープン。 オープンといっても大々的に告知したわけではなく、グループ内ベンチャーとしてひっそり出航した。 最初は、上原を含む自社内スピンオフスタイリスト3名でのオープン。 売上のあるスタイリストばかりだったので「ゆっくり業績を伸ばしていければいいかな」そんな船出になる予定だった。 HPは私のデザイン。 実装は学生時代からの友人である塩入くんに発注。 トップビジュアルは上原にヘアメイクをやってもらった。 集客方
2022年5月。 どんなシェアサロンにするのか? 私と上原のコンセプトづくりがスタートした。 とはいえ、シェアサロンを作ったことがないので、何から手をつけていいのかわからないことばかり。 そんな中、なんとなく見えていた方向性は 「上原が理想とするシェアサロンの中に答えがありそう」 ということ。 そこで「どんなサロンにしたいのか?」のイメージを彼女に聞いてみることに。 対話の中で見えてきた「理想とするシェアサロン」は以下のようなものだった。 「女性専用シェアサロン
はじめに、なぜ私がシェアサロンの経営を始めることになったのか。 その経緯からお伝えしようと思います。 シェアサロンを始めることになったきっかけは現nuu(株式会社suns)社長、上原(narumi)からのとある相談。 私が経営している雇用・教育サロンSOCO/AO/SUN/ACA(現在は SOCOとACAの2店舗)で数年働いてくれていた上原。 「ご相談があります」 ある日彼女から申し出があり、その言葉を聞いて私は心臓をギュッと掴まれるような感覚になった。 なぜなら、
はじめまして関山と申します。 本稿は、私が経営している女性専用シェアサロン「nuu」のオープンから現在までについての記録です。 タイトルにもあるとおり、nuuは開業から1年で年商9600万。昨年からフランチャイズの事業モデルを立ち上げ、全国展開を見据え運営しています。 「シェアサロン」というビジネスモデルと美容師のフリーランス化の流れについて私的に考察した記事はこちら⇩ 前提知識を深めたい方は併せて拝読ください。 本記事をご覧になっている方は美容師もしくは美容室関係者