ゲームが教育現場で使われている!?元ポケモンマスターの私のゲームの考え ー教育論④ー

こんにちは😀

最近始めたばかりなのにさまざまな方に見ていただいており、モチベーションがMAXです。これからも応援よろしくお願いします🙇

さて、今回の話題は「ゲームと教育」です。

まずは下のサイトをご覧になってください。


京都にある名門私立大学附属の立命館小学校の正頭英和という小学校英語先生がMinecraft(マインクラフト)という物作りアドベンチャーゲームを使った英語教育です。

私は5年ほど前に関西私立ICT展(正確な名前忘れたw)で初めて知りました。当時私は「ゲームを学校教育に盛り込めないか?」と思っており、ちょうどそれと合致した取り組みがありました。

私がそう思った理由にはとあるゲームにハマっていたからです。それは「ポケットモンスター」です。

ポケモンはみんなご存知のように、ポケモンというキャラクター同士を戦わせるゲームで相手の弱点をいかにうまく突き、勝利を目指すゲームです。

現在もインターネット対戦が主流で非常に戦略性のあるゲームです。それがどう教育とつながるかを説明します。

ポケモンは「タイプ」が19種類存在し、各タイプごとに弱点が設定されています。例えば、水タイプは炎タイプに強く、草タイプや電気タイプに弱い、という性質を持っています。弱点をつけば通常の2倍のダメージを与えることができ、逆にそのタイプに強いタイプであれば通常の1/2倍のダメージしか与えられません。

なので、このゲームを楽しめるために「タイプ相性」というのを覚える(暗記)ことが前提になります。これは単純に「暗記の仕方」を「経験的に覚えること、実際に使って覚えること」が重要であることを暗に示しています。

それだけではありません。ポケモンはチーム戦なので、苦手なポケモンと対面してしまった時は、そのポケモンのタイプに強いポケモンに交代することもできます。例えば、次の状況になった時、「相手目線で考える」ことが大切になります。

例①
 自分 ライチュウ(でんきタイプ) vs   相手 ギャラドス(みずタイプ・ひこうタイプ)

この例①の場合、相手は非常に不利なので、ギャラドスでのライチュウを突破すること諦めざるを得ません。なので、ここは相手は「有利なポケモンに交代するのが定石」となります。でんきタイプに強いタイプ(ここではじめんタイプ)に交代します。すると次の通りになります。

例②
 自分 ライチュウ(でんきタイプ) vs   相手 ダグトリオ(じめんタイプ)

するとどうでしょう?例②になると、有利不利が変わってしまいます。

しかし、ライチュウには一応じめんタイプに強い技を持っています。その交代が「定石」だから、「くさタイプの技を選択する」という「相手の動きを読む行動」もできます。すると、有利不利が一気に傾くことができます。

ポケモンバトルとは「相手のことをよく見て考える」ゲームなんです。誰もが「きちんとした理由があって行動する」のですから、「相手がその答えに至った理由を考えるのが勝利の一手」なんです。理由がある、つまり「論理的思考力」が必要になります。

ポケモンに関する話が長くなりましたが、要は「ゲームは考える力の基礎を育む可能性のあるコンテンツ」なのです。しかし、すべてのコンテンツがそうとは限らず、いわゆる「脳死」という何も考えずにできるゲームも存在してしまいます。

ゲームは人が選びますが、私はゲームをしてきた人生と時間をすべて「肯定」しています。ポケモンのように戦略的に考えるゲーム、ファイナルファンタジーのように「哲学」を考えさせられるゲーム、マインクラフトのように「創造力」を育むゲーム、一つでも欠けていたら、私は「考える力」は一切身に付かなかったと思います。

しかし、学校現場ではなかなか導入できません。なぜなら「学校とは学問を教える場」であり、学問ではないゲームは、「ゲーム論」という物が登場しないかぎり、学問としての採用は難しいでしょう。しかし、「学問を学ぶ手段」としてなら使える可能性はあります。「やったことのあるゲームをあえて別言語でプレイする」とその言語を知り、堪能することができるでしょう。それが正頭先生のマインクラフトを使った授業なのです。

そして、子育ての際も、流行りのゲームとか脳死でできるゲームばかりを選ぶのではなく、育った欲しい路線にあるゲームを一緒に選んであげて欲しいです。子供と一緒にプレイしてそのゲームの良さを知ることも大切です。

すべてのゲームを悪と見なすのは酷い偏見です。ゲームの中にもプレイヤーに届いてほしい願いを込めたクリエイターの想いの詰まったゲームもたくさんあります。もちろん、ゲームばかりをしていてはいけません。最近のゲーム機(Switch)なんかは「みまもり機能」という「その日にプレイできる時間を設定する」ことができます。時間管理もその子のためになりますので、うまく活用してあげてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?