20240306日経より所感
理想を求めて(3)「人類に10億年分の健康を」 100錠で今日も私は若返る(テクノ新世)
米ロサンゼルスに住むブライアン・ジョンソン氏(46)は、フィンテック企業を8億ドル(約1200億円)で売却して大富豪になった。次に生涯の目標にしたのが「死の超越」だ。
体年齢46→18へ
年に200万ドルをつぎ込み、自らを実験台に不老不死のプロジェクトを進める。46歳の体を18歳の頃に若返らせようと奮闘中だ。計画は1000本を超える論文や出版物に基づき、30人を超える医療チームが支える。常に内臓や血管、皮膚の劣化を検査し「老化を24%遅らせた」。
→人類の寿命は19世紀の30歳前後から、74歳と倍以上に伸びている。この記事はアンチエイジングの行末を表しているのだが、人間の欲望は果てないのか。
その根源はなんだろうか?
自分の生体機能を損いたくないのか、周りにもっと見られたいのか、テクノロジーの進化に合わせておそらく寿命はもう少し伸びていくのだろうと思う。
そうなった時に、何を目的に生きていくのか、おそらくその設定がない限り、人の寿命はいずれ限界が来るのではないか。
呪術廻戦ではないが、肉体と魂、どちらが人間として固定しているのか、支配しているの、はまだまだ答えが出ない。
今はまだ肉体の研究が進められているが、いずれ魂までテクノロジーで解決できるようになるのだろうか。
呪術を生み出すのは脳組織、というように肉体の長寿化にあわせて脳組織のアンチエイジングも必要になるのではないかと思う。
ここでいうアンチエイジングとは、人生の目的や生きる意思を持てるようになれるかどうかを決める機会や感覚をもたらす、ということだ。
この点もテクノロジーで達成できた時、おそらく魂が肉体を凌駕して、魂だけで無限に生きられる可能性が出てくる。
ルパンの映画のマモーに近くなるが、人類の行き着く先を示す一つの例だと思う。
目をつぶって、この地球上からしたらちっぽけな自分の位置を噛み締めて、今の悩みなど大したことではない、と考えれるマインドセットから、信じる者は救われると唱える教祖を信じ着いていく信じる力まで、人間は心や魂の解放がないときっと長続きしない。
エヴァやマトリックス、さまざまなアニメや映画で一つの解を提示している。
自分が生きてる時代に一つでも実現してくれると、私の人生の、魂の解放もできるのかもしれない。