0226日経より所感
市販薬乱用若者むしばむ 救急搬送の半数/SNSが影響も、精神面のケア必要
風邪薬など市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」が若者の間でまん延している。これが原因と疑われる20代以下の救急搬送は2023年1~6月で2602人と、全体の半数近くを占める。SNSの影響もあるとみられ、生きづらさを抱える若者の精神面のケアや啓発が必要となる。
「せき止め薬を大量に飲んだ」。23年12月14日朝、東京都足立区の路上で20代の男性と10代後半の女性が倒れているところを発見された。女性は一時、意識不明の状態となった。その前日には、東京都目黒区の小学校で女子児童2人が体調不良を訴えて搬送された。校内に持ち込んだ市販薬を過剰に摂取していた。
→精神的な逃げ口がなくなってきているのかもしれない。ある意味デジタルが当たり前の世の中で、見たい知りたい手に入れたいが一瞬で叶う世の中、昔は願望を叶えるためには足を運んでお金を払って持って帰って、というプロセスが必要であった。今はワンクリックで何でもできてしまう。
オーバードーズという言葉が蔓延していること自体が流行を表しているし、それをタイトルにしている曲も人気があった。
犯罪にはならない、ギリギリのところでできる、それだけでと若者はやってみたくなる感覚になるのかもしれない。
人間の本質は、果たしてどこにあるのだろうか、本来人間とは肌と肌で触れ合うべき生物なのか、進化の過程でデジタルにも適応していくのか。1世紀前はパソコンもなく国をあげて作ったスーパーコンピュータを駆使して軍事戦を繰り広げていた人類が、そのスーパーコンピュータよりはるかに性能の良いスマホというコンピュータを片手で操作している。
この100年は本当の恐ろしいほどの変化を遂げてきている。人間のカラダはその進化についていけているのか、いずれAKIRAやガンダムなど新人類の発生が出てきそうである。
その頃には自分はついて行けていない自信しかない。
ただ、ヒトの欲求は常に3つ。
食欲性欲睡眠欲。
ラプュタではないが土と共に風と共に生きる。
大地に根付いた生活をしていければ良いなと、と思う今日この頃である。