0212日経より所感


日野自・ダイハツ・豊田織機で認証業務研究 不正受け トヨタ会長が表明
トヨタ自動車の豊田章男会長は11日、不正が発覚したグループ3社の日野自動車、ダイハツ工業、豊田自動織機で、認証業務に関する自主研究活動を始めてもらう考えを明らかにした。工程や必要な能力について3カ月間をめどに整理する。
 愛知県新城市で報道陣の取材に応じ、「認証の工程について、モノと情報の流れを整理させる」と述べた。
 3社では相次いで認証不正が発覚しており、豊田会長は1月末に「グループの責任者」として変革をリードする考えを示していた。2024年はグループ会社の株主総会全てに出席する意向を示している。今から研究活動を開始すれば「株主総会に間に合う」と述べた。

→時価総額50兆越え、今期の純利益見込み4兆9千億、950万台近くの車両販売、日本の国家予算114兆の半分近くの企業規模を一社が保有している、トヨタでも世界の時価総額ランキングでは50位前後。世界の企業がいかにグローバルで、継続的に価値を上げているか、よく比較で挙げられているのが、1989年の時価総額世界トップがNTTだったことだ。
トップテンに他日本企業も名を連ねている。
当時の経済規模に比べグローバル化により圧倒的に規模感は違うが、当時は日本が世界の経済を引っ張っていたのは間違いない。
今でも日本企業の努力や企業姿勢は、日本国内に住んでいて誇りを感じることもあるし世界に誇れる力があると信じている。
ただそれがグローバルでの評価に結びつかない、のだろうか。
日本という島国では、規模感も限界がある、というのは間違いない。
といっても世界企業へ向ききれるか、というと国内の数多ある中小企業が自社にぶら下がっており、集合体としての企業評価となる為、ドラスティックには変えられない、というジレンマを世界で活躍する日本企業はずっと持ってきたのではないか。
サプライヤーも含め、オールジャパンで土台を上げていく苦労は本当にわかる。
まだまだ中小のサプライヤーは昔気質で、資金も少ない。
JAPAN IS NO1の時代に活躍した世代のサプライヤーの社長や役員が引退をする時期になってきており、少しずつ日本の社長も若返っているように感じる。
まだまだ燻っている日本の若社長が世界の速さに追いついていくの時間の問題だと思うので、暗いニュースも多いかも知れないが、まだまだ日本も強くなれると信じている。
その時には、過度な忖度や無理な納期設定などないよう発注側の発注側の覚悟も必要となる。

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