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「足」と毒

最近、足が異常に熱く、火照る。午後3過ぎるといつもこうだ。足が蒸れて熱いわけではなく、足の中側から熱が放射されているような感じだ。最初は水虫なのではと皮膚科に行ってみたが、水虫ではなかった。そもそも水虫は痒くならないそうで、まったく別の症状では、とのこと。10年来通っている内科に定期健診にいったとき、足のことを話すと、ものは試しということで漢方を処方してもらった。その漢方の名前が『黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)』。北斗神拳のような名前だ。とても効きそうなネーミングだ。効能としては「体の熱や炎症をとり、機能の亢進をしずめる働きがあり、のぼせ気味、また血圧が高めの人に向いている」。こんないい漢方がよくあったものだ。全部、自分に当てはまる。ひとつ気になることは漢方名に“毒”が入っていること。そもそも、薬はすべて毒からできており、その毒を調合して薬にするという。香水などの良い香りも、鼻が曲がるくらい臭い匂いを調合して作られる。つまり「毒」をもって「毒」を制するということだ。今日から足の中にいる熱い「毒」が早く出ていくことを願って、「毒」を服用するとしよう。

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