【突然交通事故にあった長男の闘病日記】4月13日(水) 20日目:Precedex
今日の長男は私たちの訪問中ずっと寝ていた。
昨晩、agitationが酷かったようで夜勤の看護師に Precedex を投与されたようだ。
その副作用なのか?長男は目をしっかりと開けることはなかった。
長男のいるICUでは看護師は12時間勤務の2交代。
7:30amから8am、7:30pmから8pm、の間がシフトチェンジの時間帯らしい。
このシフトチェンジの時間帯で患者の状況等を引き継ぎするようだ。
また看護師一人が担当する患者は最大2名までとなっている。
この看護師にサポート看護師が何名か着く。
忙しい時には他の看護師がバックアップに回る。
長男はICUから24時間看護のリハビリ施設に行く予定になっている。
ただし、リハビリ施設では、IV(点滴)を受ける患者は受け付けていないらしい。
なので長男はIVからfreeになる必要がある。
昨晩の看護師がIVでPrecedexを投与していたことに夫はちょっと怒っていた。
「長男のICUからのdischargeが遅れる」
転院する前の病院では長男のagitationに対して錠剤のSeroquelが投与されていたらしい。
つまりIVを使用する必要はないのでリハビリ施設に移動は可能だ。
夫は長男に投与される薬剤等、全て看護師や医師に確認している。
医療英語が全く苦手な私にとってはお呪いを聞いてるようなものだ。
夫は医師に
「Precedex ではなく Seroquel を投与できないのか?転院する前の病院ではSeroquelが使われていた。」
と伝えたところ、医師も了解してくれたようだ。
何度か少し目を開けた長男を看護師が車椅子に載せて病院内を散策させてくれた。
ICUに居る患者でも、車椅子や医療用の椅子に座らせ体内の血が上から下へと落ちるようにさせてくれる。
結局、殆ど寝ていた長男。
家に帰る時間に
「明日、また来るからね。バイバイ」
というと、目を閉じたまま手を振ってくれた長男。
明日は目を開けて意識のある中、バイバイをしてほしい。