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在庫は悪

こんにちは サニーズクレープの滝沢です
今回のテーマは在庫
在庫は悪ということについてお話しします

なぜならずばり儲からないからです

私はもう20年前に都内で数十店舗レストランを経営する
グローバルダイニングで働いていました

入社して驚いたのが数字へのこだわりでした

特に人件費と原価率です
毎日仕入れ担当者がランチ営業が終わった段階でディナーの売れ行きを予想して
肉や野菜や乾物の発注をするのですが
当日とその次の日にぴったり使うものしか注文しないのです

徹底されていました

肉や野菜はロスが出るので
使わないものは注文しないということは分かりますが
パスタなどの腐らない乾物なども本当に必要な分しか頼まないんです
私はなくなったら困るんだからちょっと多めに発注すればと思っていました
私は当時、在庫はできる限り持たないということの
本当の意味を正しく理解していませんでした
今回はそのことについて深掘りします

キッチンカーは肉、野菜、調味料などの
食材、器、袋、おしぼりなどの包装資材などの在庫を持ちます
大きなイベントになればなるほど予想を立てるのが難しいですし
販売ロスにつながることを嫌って大量の食材や調味料を在庫しています
もちろん販売ロス、機会損失というのはそのまま売上の減少になりますし
何より食べたい商品が売り切れでは
お客様はがっかりしますから避けなければいけません

ただ余裕をもって在庫を多く持つという考えは
商売の原則から考えると非常に危険です
というのも一つはロスに繋がり原価率が上がり利益が減るということ
これは誰でも分かりますね
野菜を多く仕入れて使わない野菜は次のイベントまでの間に腐り、
利益を押し下げます
残った野菜はできるだけ自宅で消費しましょう

二つ目は在庫=お金=寝かせておくよりはもっと投資効率の良いものがあれば
そこに投資して行った方がいいという考えです

ビジネスの大原則です

お金はどこからどれだけ安いコストで調達して
それをどう使って収益を出していくかということです
この考えがないとビジネスはいつまでたっても大きくなっていきません

そして三つめは在庫を多く抱えるというのは費用がかかるということです

キッチンカーであれば
は?何言ってるの?
置いておくだけだからお金かかんないじゃんと思うかもしれませんが
在庫が多くなれば倉庫に保管しなくてはいけなくなりますし
自宅に保管していて住居スペースが少なくなり
もっと大きい家へ引っ越すということになれば
結果的に費用が増大します
また冷凍品の在庫が増えればさらに大きい冷凍庫が必要となり
その購入費用や結果的に電気代も増えることになります

このように在庫というものは置いておくだけで費用が発生するものなんです
さらに言えば在庫が増えることによる
在庫整理、整理整頓に取られる時間というものを考えると
時間的な価値も奪うことに繋がります

在庫は悪です

ではいかに在庫を持たないでやるか、これは

一つは予定数量をしっかりと計算して無駄な発注をしない

二つ目は商品アイテムをむやみに増やさず専門性を高める

三つ目は融通の利く仕入れ業者と付き合う

この三つです
長くなりましたのでこの三つについてはまた他の動画で解説します

まとめです
有名な話ですがあのホリエモンは儲かる商売の4原則のうちのひとつとして
在庫を持たないまたは在庫をできるだけ持たない商売ということを言っています
キッチンカーは仕入れた商品を調理して付加価値をつけて売るビジネスモデルですから
在庫を一切持たないことは不可能ですが商売の特性上仕入れたものをすぐに売り
在庫をできるだけ少なくできる現金商売という強みがあります
無駄な在庫は悪ということを頭に入れて発注仕入れを行うことができれば気がつけば利益が膨らんでいたということが実感できるのではないかと思います
それではまた


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