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気がついたら

9月の活動から4人班から1人加わって5人班で公演生活が始まりました。

新しく入った子は私の6つ下の男の子。
🐰ちゃんと同級生。

もともと数年前から顔見知りの子ではあったが、こうして同じ劇団の役者さんとして一緒に仕事することになるとは夢にも思わなかった。

過酷な2週間という短すぎる稽古を終え、今週から公演が始まりました。

班の中には、私と同級生の女の子もいて、
過去に今の劇団に所属していた子が協力者として携わってくれている。

まだ公演始まって3回やっただけだが、
早、その3人でご飯に2回行った。

女の子(以下🐼ちゃん)はずっと私が心を許している数少ない子。よく2人で飲みに行く子。
自分をしっかり持っていて軸がぶれない子。

男の子(以下🐶くん)
人懐っこくて、人が好きで、人の話を聞くのが好きで話す事も好きな子。 前向きに柔軟な子。

公演2日目、私が主役バージョンの1日目、
演出家にひとりだけすさまじい量のダメ出しをもらった日。
来週の学校に事前連絡してたりしてたら落ち込む暇なんかないなと、伸び代しかないと面白くなった。
でもやっぱり少し凹んだので何となく駅ナカをウィンドウショッピングしていたら、
🐶くんから電話がかかってきた。
「今、🐼さんとご飯の話になったんですけど、良かったらご一緒にいかがですか?」と。

是非にと2人がいるお店に合流。

人と人との組み合わせって不思議なもので3人では初めての食事だったのに、
二人の私を包むような雰囲気に乗せられて色々つい話してしました。

でも愚痴ばかりにならず3人でいると笑い話になっていく感覚があった。  

2週間の短い稽古へのそれぞれの視点での意見や、
互いを褒め合う会話。
食事の場だけでは話したりず、なのか
🐶くんが「散歩に行きたい」といい、近くの城跡まで3人で歩いてまた話した。

別に深い話をずーっとしているわけじゃないのだけれど、それでも心地よかった。

本当は私もこの2人とご飯に行きたいなとずっと思っていたのだけれど、
同じ班には、
🐰ちゃんもいるしやっぱりご飯に誘うなら4人がいいのかな…と自分の班の立ち位置的に人を選んでご飯に行くということを躊躇していたので誘ってもらえてとても嬉しかった。

私の中の選択肢が2人の中にもあったことが嬉しかった。

そして昨日。「連日ごめんね〜美味しそうなお店見つけたからどう〜?」と🐼ちゃんから。

待ち合わせ場所に着くとまた🐶くんもいた。
またこの3人で行ってもいいのだと内心とってもワクワクした。

🐼ちゃんが予約してくれたお店に入り、
休日前夜なので3人で昨日はお酒も飲んだ。

公演始まってみて各々の芝居の感想や、仕込み、バラシの話や、班の話…etc。
18時から入ってラストオーダーまでいたので気がつくと4時間も3人で話し込んでいた。

🐶くんはとても野心のある子で、これからの班生活への展望を話してくれたり、芝居のあり方に明るく悩んでいたりしていることを話してくれた。

🐼ちゃんはいつも私の隣にいてくれて、ボケなのか、天然なのか分からないワードセンスにいつも心を解される。
私がどんなにめんどくさい時も関わるのをやめてくれない優しい人。距離感が心地いい人

🐶くんは
私の芝居を、私の事を人として大好きだと(告白では無い)酔っ払ってても、酔っ払ってなくてもいつも言ってくれる。
「絶対やめないでくださいね」
「僕が🦍さんの懐に入りこんで🦍さん怒らないように手を回しますから!」
「僕しっかり後輩なので可愛がってやってください。笑」
正直、男の子の後輩なんてちゃんとした人今までいなかったし、🐶くんはとても好青年で、そんな人に人として好いてもらえていること、
感動や、尊敬、色んな感情総じて彼にキュンとしてしまう私がいる笑
人としてこの人はとても愛しい人だなと思った。

3人の時間をいつも楽しい楽しいと口にして、
昨日も店を出ると「散歩したい」とまた言っていた。

宿への帰路とは違う方に3人で歩きだした。
夜中の知らない土地をまた1時間ほど歩いて他愛もない話を沢山して沢山笑った。

2人に誘ってもらえた事はとても私の中で救いになっている。

公演班の中では私は班の責任者という立ち位置でどうしても真面目でいなくちゃ、中立でいなくちゃ、
集中しなくちゃと無意識に緊張感の糸をピンピンに張っているので、抜き方が分からない。

お酒を交えたり、ただ仕事現場から離れて話す機会があるとふっと緩んで、言葉が出て、
出た言葉に共感してもらえたり、新しい視点がもらえたり、1人で悩んだりするよりも立ち直りが早く感じた。

私の中にある極端な思考が少しずつグレーなところに移行していく安心感がある。
答えはいくつあってもいい。

この班になって4年。
人間関係が苦しくて苦しくて何度も挫けそうになっていた。
ここにきて新たな出会いに救われているなと、
この人たちと進んでいける私でいたいと強く強く思った。

人間関係の距離感をつかむのが苦手でどちらかというと遠ざけていたけれど、
少しずつもう少し公演生活を過ごしてみて、
今度は🐰ちゃんとも話してみたいなと思っている。

🐰ちゃんとは2役を交代でやる相方のようなものなので、🐰ちゃんがどんな気持ちで公演班にいるのか私の心が整ってきたら話してみたいと思う。
支えたいなんて図々しいけれど、心配してる事は伝えていきたいなと思う。  

今日は休日。
洗濯物をコインランドリーで待っている時間。
大好きな音楽を聴きながらnoteを書いている。
今日も今日とて幸せな時間。

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