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【フランス】最大級のイベントFete de la musiqueって何?

フランスにいる人はみんな「Fete de la musique」が大好きです。
「Fete de la musique」を直訳すると予想がつくかもしれませんが「音楽祭り」という意味で、夏の始まりを音楽と共に祝うイベントです。
どこで開催されているかというと、フランス国内全域で全員が楽しむというなんともフランスらしいイベントです。
6月にフランスへの旅行を計画されている方は、是非この日に合わせてフランスに行くのがオススメです!!

パーティボート

有料のイベントももちろんありますが、この日の最大の見所は街のいたるところに音楽が溢れているということ。
5分歩くごとに異なるアーティストが音楽を奏でています。
音楽のジャンルもジャズ、ポップ、クラシック、EDM、R&Bなど本当に様々で、自分の好きな雰囲気の場所で楽しむことができます。
有料のイベントもありますが、ほとんどが無料で開催されているので街中夜中までパーティーを楽しむ人で溢れます。

小さな街にいる場合は、当日歩きながら好きな音楽を見つけるというのも良いかと思いますが、パリなど市内にて楽しむ予定の場合は事前にどこでどんなイベントが開催されているのかを確認していくほうがより楽しめるのでおすすめです。
来年にはウェブサイトが変わるかもしれませんが、今年は下記ページよりイベントの事前確認が可能でした。

ウェブサイト内では自分がいる都市、好きな音楽のジャンルなどを指定して好みに近いイベントを絞って検索することが可能です。

今年はパリにて楽しんだので私が見たイベントと共に、街の雰囲気をご紹介します。

バク転したり、大人になっても変わらない心がいいですね

それぞれのイベントによって開始時間が異なりますが、多くのイベントが16:30から開始します。
この日は16:30頃に、ショッピングモールがあるLes Hallesへ向かいました。
Dr.Martinesの前にDJブースがあり、たくさんの人が集まっていました。
踊りたい人は踊り、飲みたい人は飲み、ただ楽しみたい人は見て楽しむというように自分のスタイルに合わせて楽しみましょう。

街を歩きまわり、路上ライブを見てまわりました。ここではEd SheeranやBeatlesなど少し落ち着いた曲を演奏していました。

ちなみに飲み物に関して、バーで購入するとビールは6-7ユーロ取られますが、バーの前など路上に出店しているところで購入すると4-5ユーロでした。
たくさん飲みたいという方でしたら、スーパーなどで6本セットで販売されているビールを購入して持っていくとかなり安くたくさん飲むことが可能ですよ。
+飲み物会社が無料で試供品として飲み物を配っていたり、場所によって無料で飲み物や食べ物を提供しているところもあるのでどんどんもらいましょう(笑)

大変贅沢なクラシックコンサート

ある程度街の雰囲気を楽しんだ後はシティーホールに向かいました。
ここではオペラやオーケストラなどクラシックミュージックを楽しむことができます。クラシックに馴染みがない方でも、有名な曲を演奏しているので思わず感動すること間違いなしだと思います。
これが無料は贅沢だな、、、というのが正直な感想です。

時間ごとにステージに立つ人が変わります。

シティーホールでの演奏が終わった後、セーヌ川へ向かう途中で見つけたステージライブも鑑賞しました。
ここではBruno Mars、RhianaやHarry Stylesなどの英語のヒットソングを歌っており、学祭のような雰囲気でしたがかなり歌手の方がうまかったので大盛り上がりでした。

何回見てもこの景色はいいですよね、、

日が暮れる前の時間帯(おおよそ22時頃)まではクラシックや路上ライブなど穏やかに音楽を楽しみ、日が暮れてからはどちらかというとクラブのような雰囲気になる印象です。
セーヌ川沿いではいくつかDJブースがあり、どちらかというと若い世代にヒットするリミックス曲を流していました。
どうしても川沿いの道路は狭いので、かなり混雑しますので行かれる際は荷物に気をつけましょう。

セーヌ川沿いで楽しむか、ボートに乗って楽しむこともできます

この日は多くの人が1時2時と夜中まで歌って踊るので、あまり人通りが少ない通りというのは少ないかもしれません。ただ、普段以上に酔っ払っている人も多いので気をつけてくださいね。

スペースが広ければ広いほど規模が大きいイベントになります

深夜が近づくと各バーや飲食店それぞれがDJブースを設けているので、1分歩くごとに異なるパーティーがあります。
この時間帯の市内はどこも大変混雑しており、移動するのも容易ではなくなるので深夜前までに好きな場所を見つけ、止まるのがオススメです。

電車は普段よりも遅くまで営業すると発表されていましたが、PER A線のLes Halles駅は12時で出入り口が封鎖されていました。
市内に滞在されている方であれば問題ないですが、郊外に滞在されている方だとバスやタクシーは人が道路を封鎖しているのであまり役立たないかもしれません。
小回りがきく自転車などを利用しての帰宅がオススメです。

私は最終電車を逃したので自転車で帰宅したのですが、帰り道にもいたるところで音楽を楽しんでる光景を見てとても感激しました。
音楽って、夏ってこんなにも人を幸せにできるんだと改めて実感した「Fete de la musique」でした。

<効率よく楽しむポイント>
・事前にどこでどのイベントが開催されているのかを確認して当日参加する。
(調べるのが面倒くさい!という方は、とりあえず有名な観光名所へ行ってください。必ずいべんとがあります)
・飲み物は事前にスーパーにて購入し、持参するのがおすすめ。
・店が開いている内に、長い夜に備えて腹ごしらえする必要あり。
・利用したバーのレシートをもらっておけば、後でトイレを使用させてもらえる可能性が高いです。
・帰れない!スマホの充電もない!なんてことがないように最終電車の時間は必ず確認しておきましょう。

<上級者の楽しみ方>
英語のヒットソングだけでなく、フランスの定番パーティーソングがあります。
必ずパーティーに参加したら流れる曲かつ、全員が知っている曲です。
事前に勉強して覚えておけば、近くのフランスの方と熱唱して盛り上がること間違いなしです。
定番ソングに関してはまた別の記事にて紹介しますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ヨーロッパの夏を楽しみましょう!




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