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《SRベイゴマックス》から連続リンク召喚を決めろ!【BEY-BLADE LINK】デッキ解説

序文

皆さん、こんばんは。
今回は『遊戯王マスターデュエル』にて、突如として制限カードから無制限カードになった《SRベイゴマックス》を軸とした、少し風変わりなデッキを紹介します。
見た目こそアレな構築ですが、回してみると妙にいろんなところが噛み合っている不思議なデッキなので、こういうギミック系のデッキが好きな方には気に入ってもらえると思います。
それでは、さっそくデッキレシピから。

デッキレシピ

デッキ名の由来は「ベイゴマックス・剣(戦士)・リンク召喚」から
某エクストリームベーゴマホビーとは一切関係ありません

メインデッキ 40
モンスター 22
2《焔聖騎士-リナルド》
1《H・C ナックル・ナイフ》
3《増殖するG》
1《幽鬼うさぎ》
3《SRベイゴマックス》
1《SRタケトンボーグ》
3《灰流うらら》
1《サイコトラッカー》
1《剣の御巫ハレ》
1《鏡の御巫ニニ》
1《珠の御巫フゥリ》
2《H・C モーニング・スター》
2《オオヒメの御巫》
魔法 15
1《死者蘇生》
1《増援》
1《ヒロイック・エンヴォイ》
1《ヒロイック・コール》
1《御巫の火叢舞》
2《御巫の水舞踏》
1《御巫の誘い輪舞》
1《御巫舞踊-迷わし鳥》
2《緊急テレポート》
2《墓穴の指名者》
1《抹殺の指名者》
1《伝承の大御巫》
罠 3
3《無限泡影》
EXデッキ 15
1《虹光の宣告者》
1《M.X セイバー・インヴォーカー》
1《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》
1《幻影騎士団ブレイクソード》
1《ダウナード・マジシャン》
1《天霆號アーゼウス》
1《聖騎士の追想 イゾルデ》
1《トロイメア・フェニックス》
1《I:P マスカレーナ》
1《トロイメア・ユニコーン》
1《ヴァレルソード・ドラゴン》
1《双穹の騎士 アストラム》
1《召命の神弓-アポロウーサ》
1《アクセスコード・トーカー》
1《閉ザサレシ世界ノ冥神》

基本的な動き

この【BEY-BLADE LINK】デッキはいわゆる展開系に分類されるデッキで、マッチアップや先攻後攻を問わず、必ず通るべき展開パターンというものを持っています。
それが、以下の展開ルート。

要するに《SRベイゴマックス》でもなんでも使ってランク3の《M.X セイバー・インヴォーカー》をエクシーズ召喚し、そこから《聖騎士の追想 イゾルデ》に繋げてなんやかんやするという流れです。
最終盤面は残りの手札の内容にもよりますが、基本的には《聖騎士の追想 イゾルデ》+《I:P マスカレーナ》+《虹光の宣告者》と並べて、相手のデッキや行動に合わせたリンクモンスターを相手ターン中に展開するといった
戦略になります。

基本形はおおよそこんな感じ。
慣れないうちはこの盤面を目標にするのが良いかも
《虹光の宣告者》をリンク素材に巻き込むことで《オオヒメの御巫》をサーチできるため
手札次第ではこのような盤面にすることも可能

そして、後攻の場合も同様に、この展開ルートでモンスターをたくさん並べた後に《トロイメア・ユニコーン》などで盤面を掃除しながら、リンク4モンスターの《ヴァレルソード・ドラゴン》や《アクセスコード・トーカー》などでワンターンキルを狙うことになりますね。
いろんなカードの相互互換が複雑に絡み合うデッキですが、根本的な戦略自体は割かし直観的な部類なので、扱うのはそこまで難しくないと思います。

このデッキの強み

①:ぶん回りがある

展開系デッキなので当然と言えば当然ですが、先攻を取った際にしっかりとした制圧盤面を敷くことが出来ます。
制圧盤面としては比較的弱めなところもありますが、モンスター効果無効やフリーチェーン除去、後続の確保までバランスよくこなせる点がベリーグッドです。

②:手数がある

確固たる"ぶん回り"と動きの柔軟性を兼ね備えているデッキはそう多くありません。
特に"御巫"カードを絡めた行動の手数が尋常ではなく、後攻の際に相手のモンスターを《御巫の水舞踊》などで除去したり《鏡の御巫ニニ》で雑に妨害数を増やしたりする動きは、他の展開系デッキにはない唯一無二の特徴だと思います。
また、展開の性質上《灰流うらら》や《無限泡影》のような1妨害程度はすんなり超えられるので、そういう意味でも手数の多さが際立つデッキと言えますね。

③:安定感がある

このデッキを組んだ当初、複数テーマのカードを採用した混合構築は手札事故が怖いなーと思っていたんですが、回してみると予想以上にいろんなカードが噛み合ってくれるので、見た目以上に安定した動きを見せてくれます。
そもそも《M.X セイバー・インヴォーカー》か《聖騎士の追想イゾルデ》さえ出せればOKなデッキなので、手札への要求値が低いんですよね。
なので、一見ガラクタに見えるような初手でも、回してみたらなんとかなったという場合も少なくないです。

キーカード紹介

今回は採用しているカードの種類が多い都合上、全てのカードの紹介をしていると記事がとてつもなく長文になるため、デッキのキーカードのみをかいつまんで紹介させていただきます。

《SRベイゴマックス》

事の発端となったカード。
このカードで《SRタケトンボーグ》をサーチすることにより、召喚権を使わずにランク3エクシーズモンスターやリンク2モンスターを呼び出すことができます。

《M.X セイバー・インヴォーカー》

こちらも少し前の禁止改定で禁止カードの独房から出所してきた1枚。
主なサーチ先は《H・C モーニング・スター》で、それと一緒に《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク素材となります。

《H・C モーニング・スター》

こういうサーチ先として採用しているカードって大抵の場合は素引きすると弱かったりするんですが、このカードは素引きして通常召喚しても《ヒロイック・エンヴォイ》サーチ→《H・C ナックル・ナイフ》サーチ&特殊召喚で《聖騎士の追想 イゾルデ》まで繋がるので、普通に《SRベイゴマックス》に続く第二の初動として使います。

《聖騎士の追想 イゾルデ》

戦士族縛りがあるというだけで、カードのスペック自体は禁止カード級な1枚。
特に②効果で「装備魔法を墓地へ送る」「戦士族モンスターを場に出す」この両方を同時にこなせる点が強力で、これによって《御巫の水舞踊》などを墓地に送ってから《焔聖騎士-リナルド》を特殊召喚してそのカードを回収、または墓地効果のある《御巫舞踊-迷わし鳥》を墓地へ送りつつ《剣の御巫ハレ》を特殊召喚するなど、高リンクモンスターに繋ぐための中継役としてこの上ない活躍をしてくれます。
往年の《水晶機巧-ハリファイバー》を彷彿とさせるようなカードですね。

《I:P マスカレーナ》

先攻展開の要。
いったんこのカードを立ててターンを渡し、相手のデッキを確認してから、それに合った制圧リンクモンスターを用意する動きが非常に強力です。
モンスター効果の使用頻度が多そうなら《召命の神弓 アポロウーサ》で行動を縛り、魔法・罠を主軸としたデッキなら《双穹の騎士アストラム》の超耐性で盤面を強固に。
そして緊急で除去が必要になったら《トロイメア・ユニコーン》や《閉ザサレシ世界ノ冥神》を呼び出すなど、抜群の対応力を見せてくれます。

《双穹の騎士 アストラム》

先攻後攻問わず活躍の機会が多い、このデッキのエースモンスター。
《I:P マスカレーナ》をリンク素材とすることで「効果で破壊されない/効果の対象にならない/戦闘破壊も困難」という強固な耐性を得ることができます。
また、地味ですが自身以外を攻撃できなくさせる攻撃強制効果もあるので、横に立つことが多い《虹光の宣告者》の戦闘破壊狙いを防ぐこともできます。

《ヴァレルソード・ドラゴン》

このデッキはとにかくリンク召喚を重ねていくデッキなので、フィニッシャーは《ヴァレルソード・ドラゴン》と《アクセスコード・トーカー》の2種類を用意しています。
というのも、このデッキ、地味に打点の確保が難しいので《アクセスコード・トーカー》だけだとワンターンキルに届かない場合が多々あるんですよね。
なので、無理やりゲームを決めに行く時は大体《ヴァレルソード・ドラゴン》に頼ることになります。
ただ、込み入った盤面の時は《アクセスコード・トーカー》の方が強いので、そこは状況に合わせて使い分ける形で。

《天霆號アーゼウス》

今更語るまでもないパワーカード。第二の勝ち筋。
このデッキではランク3の《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》などを利用して、エクシーズ素材4つ持ちの《天霆號アーゼウス》召喚を目指します。
主に、お互いがリソースを吐ききった消耗戦の際や【ラビュリンス】のような罠デッキ対面などで強い1枚ですね。

《オオヒメの御巫》

最初はコンボデッキじみたところがあるこのデッキの手札調整役として《虹光の宣告者》からサーチするように1枚だけ採用していたんですが、サブギミックとして運用するこのカードがあまりにも強力だったので2枚に増量、それに合わせてデッキ全体の"御巫"カードの枚数も少しだけ増やしました。
元々このデッキに足りなかった器用さを"御巫"カードで補っている感じが非常に好感触です。
また、場合によっては普通に"御巫"モンスターを並べて反射ダメージで勝つプランも取れるようになったので、今ではデッキの潤滑剤から戦況への対応、フィニッシャーまでこなす万能選手として、このデッキをワンランク上のスペックにまでまとめ上げてくれています。
個人的には、相手の《増殖するG》が通ってしまった時に《御巫の水舞踊》で《鏡の御巫ニニ》を雑に立てて展開をストップする動きが好きですね。

最低限の破壊耐性と最低限の妨害能力を持つ御巫
これ1枚立てておくだけでも返しのターンでの生存率はグッと上がる

実践動画

まとめ

いかがだったでしょうか。
最初はほんの気まぐれで組み始めたデッキだったんですが、いざ仕上げてみると中々に面白いデッキになったので、これはぜひシェアしとかないとなーと思った次第です。

また、これは私信ですが、これからしばらくプライベートが忙しくなりそうなので、今後は記事の執筆ペースが落ちると思われます。
週刊ペースで投稿していた趣味日記は言わずもがな、いつもの遊戯王関係の記事もいつ投稿できるか怪しいところです。
……まぁ、遊戯王関係の方はプライベート関係なく更新ペースが落ちていましたが、それはさておき。
ただ、記事の更新を完全に止めるつもりは今のところないので、忘れた頃によく分からない記事がポンと出てくるかもしれないです。
その時はよろしくお願いしますね。
それでは、また。

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