皆さんが療育を行う中で大切にしていることを教えてください。
子どものことを正確に評価・分析する
保護者に寄り添う
発達支援を行う中で、支援者が「これだけは大事にしている」というポイントがあるはずです。
、、、
ありますよね?
今ここで「そんなこと考えたこともなかった」と焦っている方、今からでも遅くありません。
療育を行う中で軸をブラさないためにも、どの考えをベースとするのかは考えておいた方がいいです。
参考までに僕が大切にしていることをお伝えすると、
自分のことをよく知ること
です。
え、子どもや保護者のことじゃなくて自分のことかよ!
と思ったそこのあなた。
子どもと関わる上で、あなたの得意なことや苦手なことを教えてください
と質問された時に、答えることができますか?
子どもや保護者と良好な関係を築くためには、自分自身のことを分析し、他者から見て自分はどう思われやすいのかを知ることが大切です。
僕でいうと、見た目の特徴は「髪の毛が明るくてなんとなくチャラそう、体型がゴツい、明るいタイプではなさそう、ちょっと怖い」と受け取られることが多いです。
ということは、これに反する行動を心がければ、その分ギャップ補正が生まれやすいです。
「見た目はチャラいけど説明は丁寧ですごく分かりやすい」
「最初は怖いと思ってたけどニコニコ話しかけてくれる」
など、相手が初対面の自分に抱く印象を予測できていれば、失敗する確率が低くなります。
これを予測できずに、無愛想に説明もあまりしないと、
「やっぱり見た目のまんまだ」
と評価されてしまいます。
そうならないためにも、自己分析は大切です。
内面的なところで言うと、
声の大きさ、抑揚
元気なタイプ、大人しいタイプ
好きな感覚、苦手な感覚
体を動かすのが好、何かを作るのが好き
一つのことに没頭するタイプ、複数のことを同時に処理できるタイプ
どのタイミングでイラッとしやすいか、ストレスに感じやすいか
など、自分を分析するためにはたくさんの視点が必要です。
これらの自己分析を行うことで余裕を持って支援に取り組むことができ、より丁寧に関わることができます。
自分のタイプにばっちり当てはまればなんのストレスもないですが、問題は自分のタイプとは正反対の場合です。
もしあなたが「元気で声が大きい」という特徴を持っていたとして、担当になった子が「声が小さくて内向的」だったらどうしますか?
「おはよう!!!!!」
「今日も一日頑張ろうね!!!!!!!」
と声をかけますか?
警戒されて失敗するのが目に見えてますよね。
ここに聴覚過敏があった場合、ネガティブな経験を植え付けてしまう可能性もあります。
ここでちゃんと自己分析できていると、
「自分は声が大きめだから、意識して声を小さくして関わろう」
という考えに至ることができます。
支援者はお金をもらってプロとして働いているので、
「自分はこんな性格だから」
「自分には自分なりのやり方がある」
ではダメです。
これは園や学校の先生にも言えることです。
子どもに合わせて自分のキャラクターや支援方法を変えることで、より良い支援を提供することができます。
支援者は相手を評価することが多い職業なので忘れがちですが、支援者も子どもや保護者から評価されていることを忘れてはいけません。
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