テキーラロドリゲスのNOMADOコラム #2
~テキーラロドリゲスによるミニコラム
私たちの周りのモノ・コト・キモチを、ゆったりとNOMAD(遊牧)していこうと思っています~
こんにちは。
梅雨の時期、悶々と感じるマイナーな体調の変化と戦いながら日々を送っていらっしゃる方も多いと思いますが、いかがお過ごしですか?ご自愛&MOREご自愛で乗り切っていきましょう!!
先日のコラム、『ギー(GHEE)を作ってみよう』という、私が参加したワークショップのお話の続きを書きたいと思います。前回のコラムを要約すると、素敵な2人の先生が開催した、ギーという澄ましバターを作りましょうというワークショップに参加したぞ、とココまでで御座いました。
さて、待望の作り方ですが、、、、、、“中火でコトコト煮るだけ”!!ひゃ。皆様、そこそこの量の無塩バターを鍋で煮詰めた経験なんて、なかなか無いですよね。勿論、私も初体験♪
工程はと申しますと、無塩バターをお鍋に入れ(最終的に少~し焦げつくので、あんまり少量だと作りにくいようです。バター2箱以上の方が良いみたいですよ。)、中火で溶かしていきます。
バターが溶け始めると、表面に泡が立ってきて、白っぽいたんぱく質が表面に浮いてきます。それをそっとスプーンでよけながら、バターを観察して、はちみつ色になるまで煮詰まったら、キッチンペーパーなどで濾して、清潔な保存容器に移し、粗熱が取れたら出来上がりなのです。冷ます時間を除くと、所要時間20~30分。ガンジーもびっくりのシンプルさ!煮詰める間、ずっとバターを観察しているのですが、泡の大きさが変わってきたり、甘い匂いがしてきたり、煮詰まる音がどんどん変わってくるんです。
雑念を忘れ、無心でバターを観察しながら、音を聞き、甘い匂いを楽しみ、変化を感じる。それは、なんだかある意味、“非日常”的な感覚。作り方はとってもシンプルですが、五感がフル活動する感じとでも言いますか。(私のいつもの怠惰な生活だと五感どころか、一.五感くらいしか使っていない気が、、、)
『ココロを無にして、溶けゆくバターを眺め、ギーを作る。それは自分にとって、瞑想のようなものなんですよね。』
先生、惚れてまうやろ~~~~!!!!!
色々なお話を聞きながら、最後は美味しいチャイを頂きました。
『瞑想』なんていうと、神々しすぎて手が出ない、雑念まみれの私ですが、心を無にして、目の前のモノ・コト・キモチを五感で感じてみる、自分が今どんな風に目の前のものを感じる、または感じられているのかにちょっと目を向けてみる、それなら取り入れられるかもしれないなぁと、ギーを片手に、気分(だけ)は意識高い素敵女子で家に帰りました♡
家に着き、“いざ、実食!!!”しようとしたら、瓶を倒して、8割程こぼしてしまったことは、先生には黙っておこうと思います。でも、折角作ったギーをこぼしたショックも、ある意味では五感がフル活動しましたよ(悲)。