バレエについて
今日はクラシックバレエについて書きます。
私は自宅近くのバレエスタジオに5歳から通っています。今年で18年目になります。人生の4分の1の年数をこのスタジオで過ごしてきました。
そもそもバレエを知ったのは3.4歳の時、当時住んでいたマンションの隣のお姉さん「みっちゃん」がバレエを習っており、その発表会を見に行った時です。みっちゃん本人、というよりはトウシューズを履いて綺麗に踊るお姉さん達を見て「私もあぁなりたい!」と思い始めました。よくある話です。
5歳の時、母と様々なバレエ教室を周り最後に見学&体験レッスンをしたのが今のスタジオです。先生方の優しさや周りのお友達と仲良くなれたことから最後の賭けとして入会を決めました。
レッスンは確かに楽しく、レッスンの時間以外も自宅の限られたスペースで曲に合わせて「それっぽく」踊ったり、様々な演目のDVD/VHSから見様見真似で振り付けを全て覚えていきました。
幼かった私は今のまま頑張れば、将来はバレリーナとして発表会で主役を踊れる!パドドゥを踊れるのではないかと期待していました。しかしそれは叶わないとあっさりと実感しました。まず私の身長は日本のバレエダンサーの平均身長を大きく超えていること、そしてバレエダンサーらしくないガッチリとした体格であることです。さらにバレエにある「しなやかさ・柔軟性」に欠け、生来の体の硬さが大きな支障をもたらしました。
中学生の時、自分の実力が明らかに足りないと実感することが多くありました。周りの友人はコンクールや発表会以外の公演に参加している。発表会でも重要な役をもらえている。
悔しいけど、それでもレッスンは通いました。実力の違いを感じることは嫌だったし辞めたいと思うこともありました。でも何より踊っていることが好きでした。中学生の時の私は家でも反抗期、学校でもストレスだらけの日々でした。だからこそバレエを踊ることはストレスに感じませんでした。
高校生になってから留学と受験を連続して経験し、2年近くレッスンをお休みしました。その時「私にはバレエが無いとダメだ」と強く思いました。そしてバレエを辞めるのではなく勉強、さらには仕事とバレエの両立が出来るような距離感で細々続けることが最善の回答であると分かりました。レッスンで体を隅々まで動かす快感、小さい頃から私を見守ってきてくれた先生方、バレエやそれ以外のこと、何でも話せる仲間達。この環境は変わらない、いつでも私が帰れる場所だ。そう思える場所があることは本当に幸せなことです。
今日は学生として最後のレッスンでした。社会人としてスタートを切る前に、節目の日としてお花とお手紙をプレゼントしました。先生が言ってくれた一言「よく乗り越えました。」
色々な私を見守って下さった先生、本当にありがとうございます。来週もレッスン行きます !