フェラーリのSUVを見て思うこと
ありがたいことにアメリカでも裕福なエリアに住むことができている。街中を車で走れば日本では見たことのない車がたくさん走っている。
1億円以上するようなスポーツカーに乗っている人もいればポルシェのカイエンなんて1日に何台も見かける。たまーに見かけるってもんじゃない。毎日そんな光景が広がっている。真っ青なフェラーリのSUVを見た時は「うわあ」と高揚感で目が見開いた。
アメリカに来てから、同じ地球に住んでいても、同じ先進国といえども日本で住むのとはこんなに生活が違うのかと驚くことが多い。日本で何不自由ない生活ができて、物に溢れて情報に溢れて便利すぎるくらいの生活だった。でもどこか疲弊するような感じ。自分自身が疲れているような感じがしていた。
今はちょっと田舎の、日本人もいないようなところに住んでいてジロジロ見てくる日本人もいないし干渉してくるアメリカ人もいない。近所にはフェラーリやポルシェのような高級車が走っていたりと目の保養。非現実的と思うような場面だけれど悲しいかなこれも現実。「どこでどう生きるか」これだけのような気がしている。
リスクを取った人にだけしか見えない世界がここにある。アメリカで起業するなんてリスクでしかない。英語も聞き取れず楽しいことばかりじゃないし白人ばかりのコミュニティにいれば疎外感を感じることもある。学生時代の友人にも会うことができず家族や親戚もいない。認めたくないけれどやっぱり寂しさを感じることもある。でもそれ以上に、日本にいる時以上に「幸せだなぁ」と思うことが多いしこの満たされ感が快感なのも事実である。
「やるかやらないか。ただそれだけ」
私の中で大事にしている考え方。頑張って突き進む人だけが見える世界。フェラーリのSUVが真っ青にキラキラ光っているのを見ることができるかどうかも自分次第ということ。ただそれだけ。