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楽しい嬉しい幸せと言うことの効果
婚活中のデートであっても、結婚生活であっても上手く行くその根底の秘訣は変わらない。何度も聞いたことがある方法で、そしてとても簡単なことなのに実践している人は少ない。あるアメリカ人の話を借りるならば「ありがとう」を言ってなさすぎ、と指摘を受けるほどに日本人は感謝や愛情を言葉にすることに苦労する。
先日、引っ越してから一度も整理をしていなかったキッチンキャビネットの整理を始めた。アメリカだから広いスペースがあって収納には困らないはずなのだが、広ければ広いほど物をポイポイと置いてしまって全く整理されていなかった。
これをなんとかするためにラックを買ったりボックスを買ったりとようやく整理を始めた。整理グッズを買うにもお金がかかるし貧乏性の私はあんまり気乗りしなかったのだがやらないわけにも行かず渋々IKEAに行ったり雑貨屋さんに行ったりして買い込んだ。想像通り結構なお金が飛んでいく。
そんな様子を見て夫はこういった。
「キッチンの整理をしてくれて嬉しい・・!」」
これは「汚いから整理をしてくれてありがたい」ということではなく、妻が心地よい場所作り(キッチン作り)をしていることに嬉しくなったという。私はこの思考に驚いた。
確かに私は綺麗になったキャビネットを眺めてウキウキと料理を作るようになったし、夫にこの綺麗になった棚を見せびらかしていた。この喜んでいる姿が嬉しいのだという。
また別の日のこと。お風呂上がりに私はソファーに寝そべってくつろいでいた。若干だらしないとも言える姿を見て夫はこれまた「嬉しい」と言ってきたのである。意味がわからなかった。
夫曰く、日本の生活を離れて引っ越してきて、自分のうちでくつろいで生活を送ってくれていることが嬉しいらしい。それは私の生活が充実し安らぎを感じここアメリカで有意義な生活を送っていてくれることに嬉しくなったという。
この二つの小さな経験をして、「幸せ」とか「嬉しい」とかもっともっと言葉に表現してあげないといけないなと感じたのだ。夫は私の行動から「私が幸せである」と言うことを感じ取ったわけだが、これを言葉にすることでさらにどれだけの威力があるんだろうかとふと考えた。
婚活中の人であっても、結婚生活を送っている人であっても、大袈裟なくらいに自分の気持ちを伝えてみよう。そうするともっと愛されるという素晴らしい循環が巡ってくる。