経営者は風邪をひくな、妻にも言えること
経営者の夫と生活している上で妻としても気をつけていることがある。今日はそんな話をしたい。
珍しく夫が体調を崩して5日が経った。ヨーロッパの出張から帰ってきてから会社にも行けずに寝込んでいる。5日となるとかなり長いし夫は仕事が気掛かりでならないがこなせる体力も今のところない。
彼の父親、つまりは私の義理のお父さんも経営者だったわけだが(すでに引退)「経営者は風邪をひくな」と口酸っぱく夫に言っていたらしい。
お義父さんも海外を飛び回っていたが故に想像できないような体調不良に見舞われたり、味わったことないような痛みや苦しみに襲われたり。そんな身体的な痛みよりも「仕事を滞らせる」ことの方が恐怖に感じていたに違いない。
経営者の立場であれば自分の事業を成功させるのも自分、燻らせるのも自分。働くか働かないかで大きな差が出てくる。もちろん従業員が居て会社を回してくれているとしてもその舵取りをしている本人が数日機能しなくなれば会社だってうまくはいかなくなる。
その数日を取り戻すのに倍以上の時間と仕事量が必要だったり納期が遅れたり連絡が滞ったりいいことはない。
お義父さんは自分の身をもって経験してきているからこそ息子の夫にきつく教え込んでいたのだと思う。
お義父さんの努力虚しく夫は豪快に体調を崩し、週の5日間、ある意味会社を野放しにした状態になっている。アメリカという国柄、日本みたいな勤勉さに欠ける人たちだっているし私たちの想像通りに動いてくれているとも限らない。本当に恐ろしい。
そんな夫が機能しなくなるようなことにならないためにも、私自身も体調管理には注意を払っている。人混みの多いところでのマスク着用を心がけたり他民族が入れ替わる場所であればさらに注意が必要だ。
経営者の妻として求められること。常にそんなことを無意識のうちに考え行動しているのかもしれない。