麻雀、ダーツ、ビリヤードができる女

「37歳まで結婚しなくてよかった理由」という記事が多くの人に読んでいただき、たくさんいいねをもらった。

最近、もう一つ「結婚しなくてよかった理由」を見つけたのでぜひとも皆さんに共有したい。

20代、30代に仕事に没頭した私は先輩たちからいろんなことを教えてもらった。夜な夜な麻雀をしたり、飲みにいってはダーツをしたり、時にはビリヤードをしたり。飲みに行くとご当地の日本酒や焼酎にも詳しくなったしいろんなこと学んだ。

麻雀やビリヤードに至っては、最初はやったこともないしやり方もルールもわからない。麻雀は色々と教えてもらうことがたくさんあるし、それを覚えて自分で実践していかなければいけない。なかなか習得できるものではなかった。

夜に集合して始発までやって、朝方自宅に戻るという生活をしたこともあったけれど、そのおかげで「麻雀スキル」が身についた。でもこれは「勝てる」必要は全くなくて「やったことがある」くらいであればいい。いざという時に会話のネタにもなるし誘ってもらえたりする。婚活の場面においても「麻雀」という共通の話題が引っ掛かるかもしれない。

ビリヤードに至ってもそうだ。アメリカに来てホームパーティに呼ばれたりすると決まってビリヤード台が置いてあったりする。男性たちはそこで遊び始めるのだが、「私もやりたい」と名乗り出た。

みんなびっくりしていた。こんなアジア人にできるのか？といった具合に「Have you tried it before?」と聞かれるが、もちろん自信を持ってYesと答えた。

ここでも別に上手くなくたっていい。みんなうまさを求めているわけではなく、その場を楽しめればいいのだ。やったことがなくルールもわからない状態では輪に入ることもできないが、かじっていさえすればみんなとも仲良くなれる。

こういう人生経験は20代、30代でないとなかなかすることはない。20代で結婚して早くに子供を持った友人たちがこんな遊びをやってきたかというと、みんなNOと言うし、子供達が成人した後40歳になって始めようかと思うと気が引けたりする。

若い時だからこそ挑戦するエネルギーがあったし、私はこれらの経験を積んだことを誇りに思う。

人間性はその人の「経験値」によって形成される部分もある。経験したことでいろんな世界を知ることができるし、いろんなものの考え方ができたりする。それだけ人との会話も広がりチャンスだって舞い込んでくる。37歳まで結婚しなくても人生経験を人並み以上に積むことでその後の人生の振れ幅が大きく変わってくるのだ。

結婚できないと嘆いてばかりいずに、ぜひ経験値を積んで欲しい。家に籠ることも悪いことではないが、社交的にいろんな人と接していろんな経験をさせてもらう。そうするとあなたの将来に必ず役に立つ。

結婚した後の生活がより幸せなものになると、私が断言する。