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経営者の妻になってよく泣き愛されるようになった話
泣く女はたいてい面倒くさがられる。男からしたら泣かれたくなしい鬱陶しいし、泣かれたらどうしたら良いか分からない。経営者のように忙しい人なら尚更。仕事で課題が山積みなのにプライベートで新たな問題を作って欲しくないところだ。
夫と結婚する前にお付き合いしていた人も起業家だった。5年ほど付き合っていたし結婚も考えていた。でも振り返ると圧倒的な違いがあった。
彼と夫の違い。それは、
”私がよく泣けるようになった”ということである。
以前お付き合いしていた人と夫の状況はなんら変わりはない。忙しさは同等だし起業して走り出し。周囲からのプレッシャーやストレスにほぼ変わりはない。でも私が彼にできていなくて夫にできていることといえば「よく泣き感情をそのまま表す」ようになった。
でもここで大事なことは”癇癪のような泣き”ではないということ。これはかなり重要なポイントでこうしてほしい!一緒に出かけたい!とかそういった相手に求めることではなく、自身に関する悲しいこと、辛いことの感情をそのまま表現することができるようなったというのが正しい表現のような気がする。
「泣く」ということは迷惑になることだと思っていた。仕事の邪魔になる、余計な心配かけたくない。そんな思いで泣かなかった。辛くても泣かないようにしていた。でもふとした瞬間に夫の前で涙を流し、それが多いに受け入れられたしさらに愛されるようになったのだ。
驚いた。
日本人の女性、特にバリキャリで頑張ってきている人の中には同じ心理で行動している人は多いと思う。ハイスペ男性とお付き合いしいい意味で自分を押し殺して犠牲にしている人たちがたくさんいると推測する。
でもそんな人たちに伝えたい。
泣いて甘えるということがどれだけの威力を発揮するか。
愛される泣き方を心得れば誰もが大事にされる。その泣き方が大事なのだ。