おーぷんざせさみ、そしておもちつき。

あわててもしかたない、と頭では思っているけれど、ほんとうはまあまあもがいている。

たぶん、おそらく、間違いなく、
「蓋」
もしくは
「扉」
が、閉まっている。

そこ、
取っ払った先にあるもの、
中にあるものを
書こうと思っている。

でも、なかなか開くことができない自分にジリジリしている。

この文章も結局外側からの言葉に過ぎない。

蓋の中、
もしくは
扉の先に
何があるかはわからない。
何かステキナモノがあるかもしれない。
でも、
タイシタモノデハナイかもしれない。
はたまた、ナンニモナイかもしれない。

同時に
こわいのかもしれない。そのタイシタモノデハナイことやナンニモナイに対峙するのが。
そして、それを言葉にするのが。



書くことは
頭と心でひとり餅つきをしているみたいだ。
頭が合いの手を入れて、心がリズムよく打つ。
やわらかな言葉というお餅ができる。
おいしそう。

今はお餅つきのための、もち米を蒸しているあたり。



蓋か
扉か

ヒラケゴマ!!

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