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感情の行方

「人間は感情の動物」


シェイクスピアの言葉。
有名なガンダム作品でこの言葉を口にした女性は、同じく女性の上官から叱責されていました。「わたくしの感情で戦場を乱されては、たまらない。」と。


喜怒哀楽・・・
さまざまな感情を表現できる生き物、人間。
幼い頃はそれらを素直に表現しても、大人は許容してくれた。
やがて同年代の子たちとコミュニティーを持ち始めると、それは途端に良くないものとなる。


露骨に好き嫌いを表現したりすると、途端に「あいつは我儘だ!」とレッテルを貼られてしまい、あっという間にコミュニティーから除け者にされる。
社会で生ききていくという事は、「ある程度」周りと同調しながら、本当の自分を押し殺していくという事。


それが悪いわけじゃない。
みんなが好き勝手していれば、社会生活は成り立たないもの。
それは分かっている。
どこまでいっても、人は一人では生きていけない。


「私は一人でいい」とうそぶいている人でさえ、陰で支える人はいて、なんらかの形で人と関わっているのだから。
本当に独力で生きていくのなら、外界との繋がりを一切遮断して、無人島にでも住まない限りは不可能だよね。


それでも、社会生活を送る上でのルールを守って、自分の色を出していく。
「誰にも迷惑をかけずに生きる」は無理。
「迷惑をかけるかも知れないけど、それを認識して生きる」はできる。
迷惑かけた時は、素直に謝る。
謝ってもダメな時は、もう一度謝って潔く去る。


これが合っているのか間違っているのか分からないけれど、私はそうやって生きていく。

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陽だまり
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