大学職員日記‐4- 大学職員と在宅勤務

こんばんは。日夜です。
6月になって電車に乗っている人が一気に増えましたね。それでも私が乗っている路線は満員ではないのですが…大丈夫かなあ、と思いつつ今日も電車に乗りました。

初めまして、在宅勤務。

コロナ対策として今まで(恐らく)ほとんど話に挙がらなかった在宅勤務が本学でも時差勤務と一緒に推奨されるようになりました。
私の部署では在宅勤務をする場合には始業と終業はteamsを利用して報告、キャンパスへの出勤予定などもファイルを共有して確認できるようになりました(この辺の順応は早かったと思う)。

在宅勤務なんて入職してから1度も経験したことがなかったので正直不安があったものの、メリット・デメリット色々あると感じました。
挙げだすときりがないのですが
・通勤時間がかからない。→プライベートに割ける時間が増える
・(特に)新型コロナウイルス感染のことを気にしなくてよい
・電話対応等減る分、担当業務に集中して取り組むことができる
・学生からのメール問い合わせなどに時間をかけて回答できる
・(すでに会ったことがあるメンバーでの)会議はオンラインでも十分開催できる。→資料も共有できるのでペーパーレスにもなる。
・勉強時間にも回せる(書類をじっくり読んだり…)
といった点は在宅勤務をしてみてよかったと思うところ。特に上の4つは感じました。

ちょっと物足りないと思った点としては
・コミュニケーションが皆無のため、意思疎通の点で「直接話した方が早い」場面がある→学生とのメールも、電話の方が実は早いこともあったかも
・残業等の状況を測りにくい(業務のシェアがしづらかった)
・環境面→家にPCもWi-Fi環境もあるけれど、いかに職場のネット環境が整っているか痛感しました(笑)。だって、サクサク動くんですもの。

在宅勤務しながら、対面の良さを感じた


色々メリットはあったんですがコミュニケーションの部分はオンラインで補えることもあると思いつつ、やはり対面で話した時に勝ることはないと感じました。
これは、学生さんとのコミュニケーションについても同じです。同じ文面でも、どんなテンションで学生さんが相談して来ているかわからないので、こちらも言葉選びや伝え方を色々考えなければならず苦労しました(しています)。
メール会議ももちろん有用ですが、やはり相手のテンション感がわからないと進めにくい。メール会議でいくつも審議するなら、オンラインでも顔をみて話したほうが早いかも…時間を合わせる必要がないのはいいけれど。

いつもは対面だからこそちょっと苦手に感じていたことも、対面ですることの良さを在宅勤務期間中には感じることができました。

使えるものは使った方がいい

正直、在宅でできることもあればできないこともあります。
特に学校という場所は個人情報を扱うことも多いので家ではできないことも結構多いのではないかと思います。
大学職員だって人間なので、コロナにかからない特殊能力があるわけでもないし、どんなに学生が希望していてもコロナ前のような対応をずっと出来るとは限りません。

ただ、「使えるものはつかったほうがいい」し、「できることがわかったのなら続けた方がいい」。
入職3年目の職員が偉そうに言えることではないと思うのですが対面ありきでいろいろ設定していた物事をオンラインと併用することを前提に考え直してみて、無駄と思われる業務は省く。
在宅勤務自体がコロナに対する対応策ではなくてきちんとした勤務として認められれば、例えば「体調の様子を見ながら働きたい」、「子供が熱を出しているので看病しながら働きたい」、いろんな事情を含めて勤務出来る人が増えるようにも思うんです。

学生を迎えるにあたって

私の勤務先大学でも、順次学生がキャンパスに戻ってくるようです。
入構の制限があるので一気にたくさんの学生が入構することはありませんが、この一週間で部署の窓口には飛沫防止フィルムを準備(窓口用に手作りしてくれた方に感謝)、消毒液を準備、筆記用具などの貸し出しは原則不可にする(貸す場合はトレーに入れて授受、消毒予定)等いろいろ準備を進めました。

ようやく学生が戻ってきます。
「いつも通り」とはいかないけれども、ぜひ大学での学びを楽しんでほしいと思います。
おかえりなさい。