20年勤めた会社を辞めました。
20年勤めてきた会社を先週末で辞めました。正確に書くと退職日付は3月中旬ですが、勤め先には退職時に有給消化できるというありがたい仕組みがあり、昨日が最終出社日となりました。
大学卒業と同時に就職した印刷関係の会社を3年目の年末に退職、その後何もしない生活というのに耐えられず、ITもセキュリティもよくわからないままに再就職を決め翌年の3月から働き始めて以来、ほぼ20年を過ごした会社でした。20年といえば子供が成人してしまうくらいの長さですよ、我ながらよく続いたなと思います。
そう思って同年代を見渡してみると、卒業以来ずっと同じ会社で働いているという人が3〜4割くらい、若いうちに1−2回転職したけど今は落ち着いているという人たちが4割くらい、残りの2割が最近仕事を変わりましたとか独立しました、といった感じでしょうか。この年齢で仕事を変わる人って割と少数です。
今の私は2歳児を抱える45歳のワーキングマザー。勤続20年目の職場は居心地もよく融通もきく。子供が熱を出したといえばすぐに帰れるし、在宅勤務もできる。人間関係も非常に良好だし、待遇も設備も充実している。そろそろ辞めろよなんてプレッシャーも受けていない。開業したいという意思もスキルも無い。
せっかくそんなに恵まれた環境にいて、なぜ転職するのか。
端的にいうと45歳という年齢、そして今やっていることを専門として、これからもずっと今の道で続けていきたいという気持ちがなかったことが理由でした。
本当いうと、今の仕事はとってもラクだったので、あと5年くらいは大した努力もなく続けられたと思います。でも5年後といえば私も50歳。転職統計から見ても50歳から動く人って本当に少ないんです。大して好きでもない仕事にしがみつきながらの50代って、考えるだけでもしんどい。
育児が大変、とか(まあ、実際大変ですが)
せっかく手に入れた今のポジションがもったいない、とか
今の年齢で一から新しい職場に慣れるのは大変、とか
転職したら今より就労条件がずっときつくなるはず、とか
転職しない方がいい理由が次から次へと出てくるんですが、これまで「逆張り」の人生を歩いてきた私の直感としては、こういう言い訳がたんまり出てくるときには一切耳を傾けないのが肝心。心の奥底から湧き出てくる「もっとワクワクすることがしたい!」という魂の叫びを身体の外に向かって解放することにしました。
さて、次にどんな仕事をするかについてですが、あまり詳しいことは書けませんが、割と大きなチームの組織運営に関わります。そのチームのパフォーマンスを最大化し、厳しいクライアントに対して業績をアピールするというお仕事です。プロジェクト専任で採用されているので、パフォーマンスが悪ければクビになりますし、雇用形態も契約社員、待遇は今より明らかに下がります。職場も遠くなります。
そんな仕事、普通だったら選ばないかも?
でも、直感で決めました。我ながら、自分の直感力には信頼を置いているんです。
転職を決めたとたん、血管の詰まりが一気に解消されたみたいに、やりたいことや新しいひらめきが湧き出てきます。そんなわけで、次の仕事が始まるまでの充電期間、女性とキャリアの話とか、スキルアップとか、生活の質向上とか、意識高い系のトピックを色々書こうと思っております。よろしければご購読ください。
あ、Note上ではまだ走り始めてもいないゴビ砂漠マラソンレポートの方も、これからの一か月間ほどで一気に書き上げる予定です。乞うご期待。