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自己満と「美」
僕は自己啓発本が好きではない。
正確に言うと、好きではなくなった。これまでも特に好きだったわけではないけれど。
一歩踏み出せ、頑張れ、努力しろ、もっと結果にコミットしろ、がんばろうぜ、みたいなことが書かれているんだと思うけれど、なんだか好きにはなれない。
僕も一時期、自己啓発本を読み漁っていた時期がある。
リーダーになるためには、とか、後悔しないためには、とか、成功するためには、とか、そんな感じのものを読むことが何かすごく大事なことだと思っていた時期があるのだ。今思えば笑えてしまう。
いや、もちろんそれを大事だと思っている人は是非読むことをお勧めする。これはあくまで個人的に好きではないという話である。
というか、そもそも個人的ではない文章は書かない。
その発信は誰に向けているの?ターゲットは?伝えたい内容は?みたいなことを考える必要のある場面だってきっとあるのだろうけど、そこに美しさはあまり感じない。僕の中にある美しさの基準によると。
僕はどちらかというと、圧倒的な自己満足が宿すものに「美しさ」を感じる。
だから、いつも文章を書いているときは、極力向こう側(読んでくれる人)のことは考えないようにしている。
つまり、自分が書きたい事とか言いたい事を最優先しているということである。向こう側を考えてしまう時点で、その美しさは半減して(半分も減ることはないかもしれないが、とりあえず減って)しまうのである。美しさに増えるも減るもあるのかって言われるとちょっと困ってしまうけれど。
読みやすさとかは考えたりもするけれど、それもなんというか「自分が」読みやすいかどうかではある。
それから、「向こう側を考えない」という時点で向こう側を考えてしまっている矛盾には目を瞑って欲しい。そんなこともたまにはある。
でも、
そこにある「美しさ」を感じてくれる人がいればいいなとは思っている。だから、この空間では圧倒的に自己満足を追求したい。出来る限り。
僕のを読んで気分が悪くなる人がいれば、それはもう本当に申し訳ないけれど、是非読まないことをお勧めします。
なんだか随分トゲのある文章になってしまったな。何より、冒頭の自己啓発本の件は、内容と全く関係ないただの愚痴である。なんかごめんなさい。
この「トゲ」が誰かを刺してしまわないことを少しだけ祈ってもいる。