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東日本予選の感想


今更ながらの東日本予選について書いてみる🥋


9月8日、全日本大会の予選(東日本選考会)が府中総合体育館にて行われた。

2024年2月の全日本大会をもってアダルト(18歳〜34歳)のカテゴリ最後の試合を終えた僕は、しばらくは試合のない生活になると思っていたが、本選考会よりベテラン(35歳〜44歳)のカテゴリが新設されたため型と組手の両競技で出場してきた。

試合内容は散々だったものの、なんとかトゥル(型)、マッソギ(組手)ともに全日本大会の出場権利を獲得した。

ベテラン枠の新設は、個人的にはとにかく有り難いの一言に尽きるし、ITFテコンドー界全体にとっても良いことだと思った。

プロスポーツ界を見ても、とりわけ格闘技界は、選手が現役でいる時間が昔に比べて伸びている。

35歳以上の有段者の数は思いの外多いらしく、まだ見ぬツワモノ達(極真空手歴20年で、最近テコンドーも黒帯を取得した42歳みたいな人)も今後もっとベテラン枠での試合を目指すようになるかもしれない。


試合に出ること自体は、「跆拳道」という武道の魅力のごく一部に過ぎないと思うけれど、やはりそれなりのモチベーションになるし、生徒を持った上で出る試合ともなれば今までとは違う心持ちで臨むことになるかもしれない。

とにかく僕にできることは、-64kgという一つ上の階級において、「ベテラン」というカテゴリ名に恥じない試合をする他ない。

あと3歩くらい及ばず。道着も僕の方がくすんでいる…


ちなみに来年2月に代々木体育館にて行われる全日本大会は、同年イタリアで開かれる世界大会の予選にもなっている。組手はまた別での選考があるかもしれないので、とにかく全日本大会では三段トゥル(型)で優勝して、世界大会出場権を獲得したい🏆

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今回の東日本選考会で一番印象的だったのは、世代交代のなかで起こる競技レベルの向上を目の当たりにしたことだ。

とにかく若い選手が上手い。
自分が審判だとしたら、目が追いつくかどうか不安になるくらいスピードも速い。
昔だったら、トーナメントに1人か2人しかいなかったようなレベルの選手が、今はトーナメントの全員がそのレベルという印象だった。


きっと田中師範や姜昇利師範、蘇ピョンス師範、船水師範、柴田彰師範らレジェンド王者たちの試合を少年部のころから見ていたり、YouTube等も駆使して研究し続けた子供たちが大人になり、成年のクラスで活躍し始めているのだろう。


スピード感のある華麗な技の応酬に、なぜか分からないけど、生まれてはじめてテコンドーを見た人間のような感動の仕方をしてしまった。

「テコンドーって凄ェッッ!!」

許されるなら観戦中に大声で叫びたかった(テコンドー歴20年の三段が急にそんなこと叫んだら頭おかしいのかと思われる)。


しかし何故あんなにも感動したのか振り返ってみると、きっとそれは一個人の選手がどうこうという訳でなく、ITFテコンドー界全体としての進化、発展を目の当たりにしたからかもしれない。

ひとつの競技が成熟する様をリアルタイムで目の当たりすることは、そうあることではない。


個別で印象に残ったのは、
福田透弥選手、大川竜平選手、平間陽太選手、稲垣 空雅選手、西川千尋選手、岡野陽輝選手、そして松井新吾副師範。

そもそもこの選手たちが凄いのは今に始まった話ではないが、同じクラスを引退した身として、あらためてその技術や迫力、テコンドーを体現する試合っぷりに驚かされた。

もっともっと人の目の集まるところに露出して行っても良いんじゃないかと個人的には思う。
(みんな誘ってお祭り等のイベントに出てみたい)

一つ年下の松井副師範については、そもそも若手ではないけれど、復帰戦とは思えぬ見事な試合運び、若手の台頭著しい中においても他の追随を許さない技の美しさや完成度に、あらためて脱帽した。最後の全日本大会で彼が悲願を達成することを願ってやまない。

元祖ヤサツヨ男子
久々の3人で
集合写真



noteはやはり長くなってしまう、、
もっと簡潔で濃密な記事を目指していきたい。

↑このリンクの埋め込みはちゃんと機能するのだろうか。東日本の試合風景🥋

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