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俊弼師範②
誰かの受け売りではなく自分の言葉で語りたいと常々思うのだけど、なかなか難しい。
「何を言うかより、誰が言うか」という当たり前のことにも時折悩まされる。
阪神大会の試合後にジュンピル師範の総評があった。
「スタミナが無い。普段の練習をちゃんとしてれば大丈夫なはず。そんな風に練習して欲しい」
捻ったり、真新しい言葉ではないのだけれど、やはり刺さり方が違った。抜いたら出血多量で⚪︎ぬんじゃ…?くらい、その場にいる選手たちの芯に突き刺さったように思う。
「この人に言われたら、聞くしかないよな」
自分の分野であればこそ、いつかそんな風に思われたいと思う。
昔、関西オープンの一回戦で左足を捻挫して2回戦を棄権しようか迷っていた時に、通りかかったジュンピル師範から、「捻挫か、、右足残ってるから大丈夫やな🥋」と有り難いお言葉を頂戴したことを思い出した。
成長過程でそんな気概に触れることはやはり大切だと思う。気概というか、考え方?メンタル?
厳しい社会を生き抜くなかで、少しくらいのトラブルで揺るがない自分を保つためには、怪我したならその怪我した足で蹴れば良い、くらいの柔軟さと大胆さを持つことが大切なのだと、
通りがかりの一瞬で教わったのである。
その言葉のおかげで、数年後の九州大会で、肉離れした後にも一本足で試合を勝ち抜くことが出来た。
金融機関のコンプラ部門なんかで働いているとメンタルブレイクする瞬間が多々あるのだけれど、
その乗り越え方はテコンドーを通じて学んでいるはず。(忍耐、克己、百折不屈)
話が脱線してきたけれど、
とりあえず来年の京都のセミナーにて、ジュンピル師範のパートを組み入れていただくことを僭越ながらお願いして来たので、
行けたら良いなと思う🥋