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多次元という意識について
サッカーなどのスポーツをTVで観戦はするのでDAZNに加入しています。
今週のDAZNの「内田篤人のFOOTBALLTIME」はとても面白かったし、多次元というものの考え方がわかりやすいように感じたのでこちらの内容も紹介しつつ、多次元で考えることを説明していきたい。
この番組、ゲストが日本代表GKの中村航輔選手でした。まず多次元というイメージを考えやすい話として、GKがシュートを止める態勢を作るときのイメージとして、「体を開くと思うのか」、「体を落とすと思うのか」で変わるという話をしていました。最終的に作る形は同じでもそういうイメージの変化でその態勢を作るまでの時間が変わる話をしていました。似たようなことは自分も経験しています。大学(中退)在学中に教職の授業で実戦形式のものがありました。それは二人一組になって、片方がアイマスクやタオルで目を隠して、盲目の状態になって、もう片方がサポートしながら5~10分程度散歩するというものでした。特にサポート役は相手の体の一部を持ってサポートするのが決まりだったように記憶しています。自分はこれを2回、別々の人とやりました。一人は仲のいい友達、もう一人はその時に初めて会った人。仲のいい友達とは両肩に両手を乗せてサポートしてもらいながらやりましたが意外に安心しながら階段なども上り下りして、楽しくやった記憶があります。逆にもう一人の方とはまだ仲良くない、相手がどんな人かもわからない状態で最初から不安もあり、片方の手と手をつないだ状態でやりましたが不安と怖さがあり、あまり動けなかったことを記憶しています。
どちらも同じ指令、言葉にしたら同じことをやっているのですが効果というのは全然違う。次元を多く作るというのはより深さを知ることができるように思います。ビジネスなどで5W1Hを考えた方がいいなどもありますがあれも次元が多くあるほうが視点が増え、より深いことに意識できるということのように思います。(ただある程度、自由な部分もないと窮屈になり、イメージもしにくく、パフォーマンスも落ちるので次元は増やしながらサポートや自由を与えるのは大事なように思います。)
また番組の別の話題、「批判(誹謗中傷)」について話している場面がありました。批評・批判、もっとたちが悪い誹謗中傷、これらについても多次元で考えていった方がいいように思います。
18年W杯直後、代表の打ち上げ?で中村選手が川島選手との会話で川島選手への誹謗中傷に対して思いを伝えた内容でした。(感動的だし、考えさせられる話なので本編見れる方は見た方がいい)
・誹謗中傷はなくならない。
・ミスをしたら責められるのは当然。
・10本中1本のミスで責められる。
簡単には上の3つを挙げて話していました。それに加え、言葉にはあまり出してないですが、
・日頃の川島選手の練習などの姿勢および実績(試合中のプレー内容含め)
ということを考慮しない、批判・誹謗中傷に対し、怒り・悔しさを持っていたようです。
多次元的なものの見方というのはいろいろな視点で相関関係はありつつも別次元は別次元で考えたほうがいい、と思っています。芸能ゴシップ、不倫などの騒動もありますが不倫した人が悪いと批判は当然ですがだからと言って、誹謗中傷していいというのは次元の違う話だし、たまに問題になりますが暴露側、された側が何をやってもいいわけではない、こういったものは関係はしているものの別次元として扱うべきだろうと思います。
話は戻して、多次元でものをみるというのはもっとやっていかないといけないことだろうと思います。特に日本の場合は「見えるところ」ばかりの議論が多くなりがちで見えるところばかり意識がいくとどうしても批判(ミスばかり目立ちがち)が多くなりやすい感じがします。(また日本というのは島国で閉鎖的な社会の中で忖度のような持ちつ持たれつのような関係もできやすく、批判する人はいいとされやすい傾向もあるのかも)
批判が悪いというわけではなく、多次元的に捉えているのか?というのをもっと意識していったほうが日本だけでなく、今後の世界ではいいだろうと思います。まだそういった意識は多くはなく、どのような次元を持てばいいかは試行錯誤が必要だと思います。文中でも書きましたがある程度、自由の方が結果はいいこともあるので個人個人、意識しながら物事を多次元的に捉える、そのほうがより本質を意識できるように思います。
そして何度も書きますが今後くるAIとの関係、AIとの共存時代においても多次元的な感覚がないとAIとうまく付き合っていくことは難しいように思います。