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生後4ヶ月の息子をかかえ、はじめての在宅ワーク

「あこさん、家でしごとしません??」
前職の後輩からのこの言葉で、私のフリーランスの道が始まりました。

この話は、データ入力商品登録などをフリーランス・副業として始めたい方にも役立つポイントがあると思います。


当時上の子は3歳(年少)、下の子は生後4ヶ月。
前職の延長線上での原稿入力の仕事を、月末の夜だけ行う形で始めることにしました。「子どもが寝た後にできるならやってみよう!」と。久しぶりにパソコンに向かった時には、下の子を抱っこひもに入れたまま操作して、肩が限界だったことを思い出します(笑)

自分の「好きなこと」に気づく

久しぶりに仕事をしてみて、3つのことに気づきました。

  1. 私はお金を稼ぐのが好き
    一件●円という具体的な報酬が、私のモチベーションをぐっと上げました。

  2. 業務効率を上げて短時間で稼ぐやりがい
    1件400円の仕事だったので、1時間に10件できれば時給は4,000円!そう考えると、業務効率を上げることが至上命題になりました。

  3. 私が働いていた会社はブラック企業だった(笑)
    依頼は溢れていて、金曜の夜から月曜の出勤前までに150本ほどの制作をこなさなければならない状況。でも、月3日の作業で月収約6万円。この仕事は思った以上に稼げると実感しました。

業務効率を上げるためにやった3つのこと

1.作業工程を減らす工夫

膨大な本数をこなす中で、効率化は必須。例えば、ユーザー辞書を活用して「く」と打つだけで「車通勤OK」と出るようにするなど、入力の手間を減らす工夫をしました。
また、小さなミスでも積もりに積もると大きなロスになるので、クリック1つも間違えないよう、集中して作業に臨みました。

2.時間あたりの収入目標を決める

だらだらと作業しないように、「1時間あたりいくら稼ぎたいか」を決めて、それに合わせて1本あたりの作業時間を調整しました。必要最低限のクオリティを守りつつ、仕事の単価も意識し、時には割り切り、効率を意識して取り組むことで収入を安定させました。

3.眠い時は諦め、早朝作業する

子育てをしながら、深夜に作業するのは想像以上に大変でした。
時には眠くて眠くて、外に出て縄跳びを飛んで眠気を覚ましたことも(涙)

でも、眠気と戦っても効率が落ちるだけなので、眠い時は潔く寝る!そして翌朝6時に起きて作業することで、頭がスッキリし、結果的に効率アップにつながりました。

頑張りすぎて息が苦しくなる

在宅ワークは業務を管理してくれる人がいません。ともすれば、頑張りすぎてしまうことも。

週3日の作業なので、一見楽なようですが、1本の作業時間は集中している時でも3分。150本こなすためには、7.5時間の作業時間が必要です。
あまりに根詰めて作業し、納品が終わると、心臓が痛くなったり、頭痛がしたり…。「命が削られてるな」感じるほどでした(大袈裟ですね・笑)

夫に頼ることを覚える

ある朝、夫から「今週仕事なんでしょ?午前中にやったら?」と声をかけられ、ハッとしました。それまでは「家事も育児もすべて自分でやらなければ!」と思い込んでいたのです。でも、夫の協力を得て日中に作業時間を確保するようにしてから、心の負担がぐっと軽くなりました。
「これを頑張ったら6万円!」というご褒美を夫と共有することで、スムーズに協力を得ることもできました。

在宅ワークを始めたいママたちへ

小さなお子さんがいて、家で仕事を探したいと思っている方へ。家族と協力し合って、一人で抱え込みすぎないことが大切だと私は思いました。まずは、無理をしすぎず、できることから始めてみると、自分の長所・短所・好きなことに自然と気づけるのはないかと思います。

次回は、順調と思えたこの仕事が、コロナで収入ゼロになり、転職活動をしてみるお話です。


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