【iMacが44台!?】岡山県立岡山東商業高校について
今日は、岡山東商業高校について書いていきます。
岡山市内では岡山南高校と並んで大人気の商業高校。
10月24日に行われた学校説明会へ参加してきたのでその時の内容も踏まえて。
それでは、れっつごー。
◆入試情報
年々受験者数が増え続けている状態。
全体募集枠の80%が特別選抜の合格者で埋まってしまうため、そこに特化した受験対策が必須だ。
令和7年度入試についても説明があり、募集方法・定員・試験内容など前年と変わりなく行われるそう。
よって、入試の内容としては
【特別入試】
・筆記:英国数
・面接:集団(1グループ20分程度)
・作文:HPに過去問あり(45分)
・調査書
【一般入試】
・筆記:5教科
・面接:集団(1グループ20分程度)
・調査書
となる。
東商に受かるには入試の得点だけでなく、作文と面接がめちゃくちゃ重要。
そこで試験管に、
『自分が東商で何がしたいか?』
『卒業するまでにどんな自分になっていたいか?』
など具体的に強いビジョンを訴えかけることが必須と感じている。
要は、『家が近いから』
『友達が行くからなんとなく』
『成績的に行けそうだから』
などの理由は簡単に見透かされて残念な結果になることも少なくない。
正直に言うと、うちの塾でも『えっ!あの子が弾かれるか。。。」という成績的にもコミュニケーション的にも問題ない子がそういったことになることもあった。
作文の練習や面接で緊張しないことももちろん大事だが、生徒の心の炎の強さをかなり重視していると感じた。
絶対に、【なんとなく】受けることはやめてほしい。
結論、東商に受かりたいなら、卒業後の将来まで見据えた状態で受験できるように今からしっかり自分を見つめ直そう。
今一度なぜ東商に行きたいか?何度も自分に問いかけ続けて欲しい。
それが本番で必ず自分の言葉となって自然と出てくるから。
◆学校説明会での驚き
これだけネットで情報が取得できる時代だが、やっぱり3現主義って言葉の通り、現場で得られる情報の量・質はとてつもない。
3現主義っていうのは、以下引用。
【データや経験などをベースに机上で論じるのではなく、「現場」で「現物」をもとに「現実」の状況を認識して、問題解決を図ることを重視する考え方】
本気で高校選びするなら、絶対にその高校に行くべき。
「行きたい高校がない」って言う子は高校の情報量が少なすぎるだけ。
お子様がそんなこと言っているなら、お母さんは無限に説明会やオープンスクールに連れ回して欲しい。
学力や家からの距離とか全部無視してとにかく情報のシャワーを注いで。
『あなたが行きたい高校見つけるまでお母さんは無限にオープンスクールの予約するわよ!!(狂気)』ってな勢いで。これは本気で思う。
で、話は、東商に戻りますが、
結論、【時代の変化に柔軟に対応している公立高校】って印象を持った。
例えば、PC室にしても、
・Windows(40台)だけが並ぶ部屋
・iMac(44台)だけが並ぶ部屋
・PCで作成した制作物を発表する部屋
(三方の壁がスクリーンになっており、そこへプロジェクターが何台も吊るされていて小グループで発表し合える環境になっていた。)
他にも、3Dプリンターやドローンも設置されていて、私立高校並みに設備導入されている。
特に、Windowsだけでなく、MacとiPadの連携まで高校時代に学習できるというのは社会に出た時、その使い方を先輩に教えてあげる構図になることは用意に想像できる。
Windowsは使えるけどMacは使えない。や、その逆。
アップル製品の連携まで器用に使いこなしている人は日本にどのくらいいるのだろうか?
PC室1つ見ただけで東商が目指す生徒の将来像が見て取れた。
◆特化したいなら情報ビジネス科
東商には2つの科がある。
ビジネス創造科と情報ビジネス科だ。
簡単に言うと、
ビジネス創造科は簿記や会計処理、マーケティングといった所謂”商業”のイメージである【ビジネスの守り】をメインで学び、
情報ビジネス科は、
PC操作や、ポスター・ウェブサイトデザイン、動画編集やプログラミングなどの【ビジネスの攻め】を学ぶ。
どちらも現代を生きる上で非常に価値の高いスキルとなっているので、商業高校が軒並み人気で高倍率なのも納得がいく。
その上で、東商の情報ビジネス科はかなり実用的かつ、取得人口の少ないスキルを学べるので、『興味関心が強く、何か特化したスキルを身に付けたい』という子におすすめだ。
ポスター、HPが作れて、その店舗のPR情報を撮影・動画編集し、Instagramなどで発信できれば立派なIT人材になれるし、うちに就職して欲しいと引っ張りだこになるのは間違いない。
こんな18歳がゴロゴロ出てくると考えるだけで、ちょっとした焦り(自分も負けてられない)と日本の未来にワクワクするのは私だけでしょうか?汗
◆まとめ
毎回書いているが、現代の高校選びはすごく難しい。。
同じ普通科、同じ商業科でも学校の考え方や生徒の将来像の違いで細かな部分がかなり異なっている。
よって、同じ科目を同じ時間学習しても、3年後の姿はどこの学校をしたか?で大きく変わる可能性があるのは事実だと感じる。
だからこそ、特入での面接・作文(小論文)で『この高校で何を学び、どうなりたいか?』という部分を伝えられるかが重要であることは間違いない。
高校側も真剣に生徒の将来に向き合っているからこそ、生徒側にもそれなりの覚悟と意思とやる気を持って来て欲しいという想いだろう。
いや、それは本当に間違いない。
子供だけでなく、大人も含め、やる気や意思のある人間が楽しく生きられる現代だからこそ、高校受験は受かることももちろんだが、受かった後のことも真剣に考えて挑んで欲しい。
今日はここまで!
ありがとうございました!