子供の記憶力を爆発的にアップさせる裏技
今日は記憶力を爆発的にアップさせる裏技のご紹介。
忙しい毎日だからこそ、こういったテクニックで効率的に学習してもらいたい。
ただ、これのキーマンはご両親。特に、お母さん。
しっかり学んで子供の学習へ活かしてください!
それでは、れっつごー。
◆48時間で73%忘れる
エビングハウスの忘却曲線に関しての研究結果はご存知でしょうか?
学習系の検索をしたことがある方は、聞いたことくらいはあるかもしれませんね。
人間の脳は、時間が経てば記憶したことを忘れていきますが、
一体時間と共にどのくらい忘れていくのか?
を数値化してものが、この忘却曲線です。
実は、必死にインプットした知識も、48時間後にはなんと73%忘れているそうです。
したがって、覚えたことをしっかりと頭に定着させるのは48時間以内に何度も復習する必要があるのはこのためです。
2日経ったら7割以上も忘れている。。。
本当かな?と感じるかもしれませんが、テスト週間での詰め込み学習を思い出してください。
テストが終わった瞬間にどんどん抜けていく知識。
定期テストでは点数が取れるのに、実力テストでなかなか点数が取れない原因はこれにあります。
定期テストのために1夜付けで詰め込んだ知識は、その名の通り1日で消えていくのです。
だから長期休みで何度も何度も復習して呼び起こす必要があるんですね。
◆効率的なインプット方法
また、同じ学習をしたとしても、インプットの方法で記憶される量が異なることをご存知ですか?
例えば、本などを『読む』方法でインプットした場合、インプットした知識のうち10%しか蓄積されません。
一方、『聞く』方法で学習した場合は、20%蓄積されます。
したがって、『聞く』学習の方が、『読む』学習より2倍の記憶量が蓄積されます。
さらにそこへ、『見る』を付け加えるとも10%アップし、記憶量は30%まで増加します。
これが、動画学習が効率的に学べると言われる理由です。
テキストを読み、音声を聞いて動画を見て覚えれば、学んだことの30%は脳にしっかり記憶されることになります。
とはいえ、これでもまだたったの30%。
結論長くなりましたが、ここからが裏技です。
読んで聞いて見ても30%しか蓄積できない記憶量が『あること』をすると、なんと90%まで劇的に上昇するのです!
それは何かというと、『人に教える』ということです。
自分の学んだことを誰かに教える、そうすることにより自分が学んだことが脳にしっかりと定着します。
でもね渡辺さん、教えることが重要なのは分かるけど、教える相手がいないから実践できないんだよ。
そうです、これが一番の問題であり、勘違いされているポイントです。
もちろん学校の先生のようにしっかり丁寧に教える必要はないです。
そして、ここでのキーマンはご両親です。
その話を次の章で。
◆子供先生
学んだことを教える場を作る方法は、
『子供にその日学んだことを聞く』ことです。
たった、それだけです。
最初はうまく返ってきません。
それでも毎日やってください。
『今日は塾で何を習ったの?』と聞いても、思い出したことを断片的に話すくらいで、多くの答えは返ってきません。
そこでめげることなく、もちろん塾でちゃんとやってんのか?と怒ることなく、いろいろな角度から質問して、子供の答えを多く引き出さなければなりません。
例えば、子供が「テストがあって80点だった」と答えたら、「そうなんだ!すごいね!どんなテストだったの?」と褒めてみたり、感心してみたりしながらさらに聞き出していきます。
これを毎日繰り返していくうちに、子供のなかで習慣化されて、
授業中に『今日は何を教えてあげようか』と教えることを考えながら学習をし、それをまたお母さんに教えることで記憶へ定着させるサイクルが出来上がります。
そうなったらもう最高。
もし、うまく言葉にできなかったり、言葉を詰まらせるようならその場ですぐに教科書やテキストを確認すれば良いです。
この【思い出させる】回数が多ければ多いほど、記憶への定着量がアップします。
何度も何度もテキストで学習するのと、学んだことを思い出してお母さんに教える。どっちが楽ですか?
◆まとめ
忙しい毎日の中で、子供とこういった時間を作るのは難しいことは十分に理解しています。
ただ、1問でも良いので、たった5分でも良いので時間を取ってほしい。
ただ、一つ気をつけないといけないことは、
『親が教える立場にならないこと』です。
ヒントを出してでも、教科書を見させても良いので必ず、分からないことは自分自身で解決させてください。
そこで自発的に学んだことは、1つずつかもしれませんが着実に知識として定着していってくれます。
このブログでは何度も言っていますが、まずは大人がこういった知識を学ぶ必要がある。
子供を愛するなら、よりよい人生を送って欲しいと願うなら。
大人が学ぼう。
学びのない人生はつまらない。
今日はここまで!
ありがとうございました!