今のアフィリエイトの個人ブランド化の流れは、かつての情報商材ブームと同じ説
2019年に入ってから、アフィリエイトは単にサイトを作って商品を紹介するだけでは成り立ちにくくなってきました。
インフルエンサーとして影響力を持ち、個人をブランド化してファンになってくれた人に商品を売るという流れに変わりつつあります。
その延長線上として、SNSでの顧客獲得や自社商品の販売を進める人も増えています。
なんだかすごく新しい流れに変わった気もしますが、これはかつて情報商材がブームになった頃の流れととても似ている気がするんですね。
昔から情報商材アフィリエイトも手掛けていた僕としては、みんながSNSやYouTubeを頑張るようになったのを見ていると、「やってることは同じだなぁ」と感じるんです。
今のブロガーやインフルエンサーが目指している方向と、かつての情報商材アフィリエイトのやり方はとても似ているという話をしたいと思います。
インフルエンサーも情報商材屋も考え方は同じ
こんにちは、サンデーです。
個人事業主5年目の専業アフィリエイターです。
あなたは「情報商材アフィリエイト」というとどんなイメージを持っていますか?
「怪しい」「詐欺だ」というイメージが浮かんで「絶対手を出してはいけない」と考えている人もいるでしょう。
逆に次々と情報商材に手を出してしまって、いわゆる「ノウハウコレクター」になってる人もいるかもしれませんね。
僕は2012年にアフィリエイトに出会い、2015年に個人事業主として独立したのですが、2010~2015年頃は情報商材アフィリエイトが盛んな時期でした。
「アフィリエイト」でググれば情報商材アフィリエイターのブログがズラッと並んでいたし、教材やツールも次々と販売されていました。
僕が初めて情報商材を買って、情報商材アフィリエイトを始めたのも2014年。
ブームは去りかけた頃ですが、まだまだ勢いがあったのを覚えています(当時は僕もインフォトップの売上比率がとても高かったです……)。
今では無料で手に入る情報が増えたのと、人の目が肥えたのもあって、情報商材アフィリエイトはやや下火になっています。
とはいえ、個人ブランドで戦うという最近のアフィリエイトの流れを見ていると、「やっていることは情報商材ブームの頃と同じだなぁ」と感じるんです。
どちらもやっていることは、個人として情報発信を続け、自分をブランディングし、ファンになってくれた人にアフィリエイトしたり自分の商品を売ること。
1.個人として情報発信をする
2.自分をブランディングする
3.読者にファンになってもらう
4.商品をアフィリエイトする・商品を売る
僕が書いたnote「個人でも戦えるアフィリエイトサイトの具体的な作り方」にも書いてるんですが、個人の属性を武器に読者をファン化させていく手法はまったく同じです。
この考え方は、インフルエンサーもブロガーも情報商材アフィリエイターも大差ありません。
使ってる媒体が違えども、ファンになってくれた人に商品を買ってもらうという根本的な考え方は同じなんです。
昔からあった手法を焼きまわしてるだけ
インフルエンサーもブロガーも情報商材アフィリエイターも、使ってる媒体が違うだけで根本的な考え方は同じです。
今ある手法は、根本では昔からあった手法を焼きまわしてるだけに過ぎないんですね。
たとえばSNSで積極的に人と絡んでフォロワーを増やしていく手法は、ブログにコメントを残していく「コメント回り」と同じです(昔は「おきてがみ」なんてツールもありました…)。
「リツイートしてくれた人にAmazonギフト券プレゼント!」というキャンペーンも、無料オファーでリストを取る手法とよく似ています。
YouTubeのコラボ企画は、情報商材の「音声対談特典」とよく似ていますし、チャンネル登録して動画を連続で見せるのは、ステップメールによる教育の効果と同じでしょう。
有料noteを売るのは自分の情報商材を販売するのと同じですし、オンラインサロンも昔からあるアフィリエイト塾を進化させた形に過ぎません。
媒体は違えども、やってることは情報商材アフィリエイトの頃とそんなに変わりないんですね。
実際のところ、ブロガー同士がスポンサーになったり、ツイッターで褒め合ったりしてるのを見ていると、「なんだか情報商材ブームの頃と似ているなぁ」と感じてしまうのです。
どうしてそう感じるのかというと、結局これらの根幹の仕組みは同じだからです。
どれも「見込み客のリストを取って、教育でファン化して、売る」というDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)なんです。
かつての情報商材アフィリエイターはメルマガでリストを取っていましたが、インフルエンサーはSNSのフォロワーに変えてリスト取りしているだけです。
なんだかインフルエンサーの方がスタイリッシュな感じがしますが、根本的な考え方は情報商材アフィリエイターと同じなんですね。
アフィリエイトの弱点はDRMで補える
僕はこのインフルエンサーや情報商材アフィリエイターの手法を否定しているわけではありません(だって自分もやっていますから)。
ていうか、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)は大昔からある古典的な広告手法です。
インターネットが登場する以前から、通信販売などでよく利用されていました。
ダイレクトレスポンスマーケティング(Direct Response Marketing)とは、広告やWebサイトなどから発信された情報に反応する形で、返答(問い合わせなどの返事)があった相手に対して、直接的に商品やサービスを販売するマーケティング手法のことをいいます。
プッシュ型の営業とは異なり、何らかの自発的な反応をした消費者、すなわち将来的に顧客となる可能性が高い「見込み顧客」のみをターゲットとできるため、非常に効率がよいのが大きな特徴です。
ダイレクトレスポンスマーケティングとは? | ブランディングアカデミーより
DRMの流れはこうです。
1.見込み客のリストを取る
2.リストを教育してファンにする
3.繰り返し繰り返し売る
たとえばドモホルンリンクルを例にとると、
1.「無料お試しセット」で見込み客のリストを取り、
2.制作者の想いを伝えて教育し、
3.ファンになった客に繰り返し繰り返し売る
という流れでDRMを成功させています。
商品って、新規の客に売るよりもファンやリピーターに売る方が圧倒的にラクだし儲かるんですね。
一度ファンになった客はなかなか離れませんし、リピーターとして何度も何度も商品を買ってくれます。
そのためにも、リスト(顧客名簿)を取ることはとても重要なんです。
リストさえあれば見込み客に何度も営業をかけられるので、収益がグンと安定するようになります。
昔の商売人は「たとえ店が家事になっても顧客名簿(リスト)だけは持って逃げろ」と言われてきたほどです。
実はアフィリエイトの弱点は、この「リストを取れないこと」にあります。
アフィリエイトリンクから送客しても、それらはすべて一見客。
広告主側はリストを取れますが、アフィリエイトサイトは送客するだけでリストを取れないため、どれだけアクセスがあってもまったく資産として積み上がりません。
「アフィリエイトは不安定だ」と言われる所以は、こういうところにもあるんですね。
じゃあ、もしアフィリエイターがリストを取れるようになったらどうでしょう?
たとえサイトが飛ばされたとしても、リストに営業をかければいつでも商品を売ることができます。
Googleに飛ばされようが、広告主から提携解除されようが、リストの顧客に自分の商品を売れば売上になりますからね。
つまり、アフィリエイトの弱点を補えるのがDRMなんです。
だからインフルエンサーはこぞってフォロワーを集めようとします。
ユーチューバーのヒカキンは「収益が減るよりもチャンネル登録者数(フォロワー)が減る方が怖い」と言っていますが、フォロワーさえいればいつでも巻き返しができることを知ってるんですね。
たとえYouTubeのアカウントがBANされても、フォロワーに違う媒体を告知すれば、フォロワーはついてきてくれますから。
情報商材アフィリエイトから学べたこと
僕は情報商材アフィリエイトを5年ほどやっていて、「ここから学んだことは大きいな」と感じています。
特に今のように個人の影響力が収益につながる時代では、情報商材アフィリエイトで得たDRMのノウハウはいろんなところで役立っています。
そもそも情報商材は一般人から「怪しい」と思われている商品を売らないといけません(良い内容のものもちゃんとあるんですけどね)。
僕はルレアやシリウスといった王道商材しか扱ってないのですが、初めての人が見るとやっぱり胡散臭がられます。
実際にやってみると情報商材アフィリエイトって、販売に結びつけるのがとても難しいんですよ。
よほどの信頼関係を構築しないと、読者は買ってくれないですから。
信用して買ってもらうには商品を紹介するだけではダメで、
1.自分自身をブランディングして、
2.文章で信頼してもらい、
3.メルマガなどに登録してもらい、
4.メルマガの中で教育してファン化させ、
5.納得した上で商品を買ってもらい、
6.購入後のサポートなどで満足してもらい、
7.リピーターになってもらう
という一連のDRMの流れが必要です。
そのためにも、ライティングにこだわったり見せ方を工夫したり、持ってるテクニックをフル活用しないといけません。
ただ、このDRMの流れはインフルエンサービジネスでも同じです。
まったく無名のインフルエンサーが商品を買ってもらうためには、「リストを取る」→「教育する」→「信頼してもらう」という一連の流れが必要です。
1.自分自身をブランディングして、
2.日々のツイートで信頼してもらい、
3.フォローしてもらい、
4.日々のツイートでファン化させ、
5.納得した上で商品を買ってもらい、
6.購入後のサポートなどで満足してもらい、
7.リピーターになってもらう
情報商材アフィリエイターもインフルエンサーも、やっていることの根本は同じだと分かっていただけるでしょうか?
今では古く見える情報商材アフィリエイトの手法ですが、実は最新のインフルエンサービジネスも同じことをやってるんですね。
そしてこのDRMは、今の時代ととてもマッチしています。
昨今のアフィリエイトは、単にサイトを作ればよかった時代から、個人の影響力・信用力を武器に戦うやり方に変わりつつあります。
個人がライブ中継から投げ銭を得たり、ココナラや有料noteで商品が売れたりするのも、個人の影響力・信用力があってこそです。
そういった個人の影響力・信用力からマネタイズしていくのがDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)です。
古いと思われている情報商材アフィリエイトの手法も、根底ではDRMとして新しい手法とつながっているんですね。
これからのアフィリエイトの方向性
これからのアフィリエイトの方向性として、次のようなことを考えている人は多いでしょう。
・Google依存から脱却したい
・検索エンジン以外から集客をしたい
・SNSのフォロワーを増やしたい
・自分の商品を売り出したい
・ユーチューバーのようなファンビジネスをしたい
このようないわゆる「脱アフィリエイト」を模索している人は多いんじゃなでしょうか。
このような「脱アフィリエイト」で重要なのが、リスト(顧客名簿)を獲得することです。
どのやり方をするにせよ、リストを取って確実な収益源を作ることが、リスクの分散につながるんじゃないでしょうか。
そのためにも、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を学んでおくことは、これからの時代を生き抜くのにつながると思います。
今の「脱アフィリエイト」の流れは、かつての情報商材ブームの頃に起こった流れと似ています。
そういう意味では、今後のアフィリエイトの方向性を考えるなら、過去の歴史から学んでみるのも面白いんじゃないでしょうか。
おすすめnote
最後に、僕が書いたnoteの中からおすすめの記事を紹介しておきます。
より実践的で具体的なアフィリエイトノウハウを公開しているので、よければこちらも読んでみてください。
手前味噌ですが、僕自身もメルマガをやっています。
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)の例として参考にしてください。
ご質問などがあればお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
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