ブログで自分の考えを語るのはリスクではなく差別化につながる
こんにちは、サンデーです。
ブログというのは本来、自分の考えや日々の出来事など何でも自由に書ける場でした。
子育ての意見を書こうが、お昼に食べたラーメンについて書こうが、基本的には自由。
そんな自由さこそが、ブログを書く魅力でもありました。
ところがアフィリエイトが普及し「稼ぐこと」が目的になると、ブログは自由に書くものではなくなりました。
「正しい内容を書かなきゃいけない」
「役立つ情報を書かなきゃいけない」
「読者に気に入られて権威性を持たなきゃ」
そんなふうに、およそ自由とはかけ離れたブログ運営をしている人は多いでしょう。
正しい情報を書くんだ。そうしなきゃ読者や検索エンジンに認められないんだ。だから自分の想いはひとまず隠しとくんだ、と。
確かに検索エンジンでは信頼性や権威性が重視されるから、正しい情報を書くことは大切です。
しかし世の中は「こちらが正しい」と言い切れることばかりではありません。
たとえば政治の問題なんかは「どちらか一方が正しい」なんてことはないですよね。
だからそういったナーバスな話題は「触れないでおこう」としてる人が多いでしょう。
下手に自分の意見を言って炎上したら嫌ですもんね。
確かに稼ぐことを考えると、ポリティカルな意見を言うのはリスクに思えます。
アツく主義主張を語るなんて「ダサい」と考えてる人もいるでしょう。
しかし時代は変わってきています。
主義主張を語るのはビジネスにおいても有利に働くようになってきているんです。
アフィリエイターは自分を隠して戦ってる人が多いと思いますが、これからは「自分の意見をはっきり言うこと」が大事です。
ブログで自分の意見を語るのは、リスクではなく差別化につながるという話をします。
自分の意見は隠すよりも表明する時代に
日本では「政治と宗教の話はしない」のが人間関係を保つコツと言われてきました。
どんなに仲のいい友達でも、政治や宗教の話は軋轢を生んでしまうからタブーとされてきたんですね。
そのため個人のブログでも政治的な意見を言うのは「ちょっと怖い」と感じてる人が多いでしょう。
炎上するリスクもあるし、表立って言うものじゃない、と。
ビジネスを目的にしているならなおさら。こういったセンシティブな話題は「触れないこと」が最善策でした。
それは企業も同じで、とにかく「触らぬ神に祟りなし」という理由で、こういった炎上リスクのある話題は避けるのが当然でした。
ところが、時代は徐々に変わってきています。
アメリカを中心に、政治的立場を表明することが企業の利益につながるケースが増えてきているんです。
というのも、若いZ世代を中心に「企業がどういう理念(ポリシー)で活動しているか」を重視する人が増えているからです。
たとえばSDGsなんかが典型で、多くの企業が環境に配慮した持続可能な活動をすると宣言しています。
これは人々の支持を得るために、あえて理念(ポリシー)を表明しているんですね。
モノやサービスを買ってもらうだけでなく、人材や資金を効率的に集めるために、「うちはこういう考え方でやってますよ」とイメージをアピールしているのです。
政治的立場を表明した企業では、2018年にアメフト選手コリン・キャパニックを広告に起用したナイキが、アメリカで話題になりました。
コリン・キャパニックは2016年、「黒人や有色人種への差別がまかり通る国に敬意は払えない」と、有色人種に対する差別や暴力に抗議するために試合前の国歌斉唱中に起立することを拒否した選手です。
この行為により彼は事実上アメフト界を追放処分になるのですが、そんな彼をナイキがサポートすることに賛否の声が上がりました。
アメリカの世論は割れ、保守層を中心に「アメリカへの背信だ」と非難する声も上がりました。
しかし結果的にこの広告はナイキの売上アップにつながり、大きな露出効果があったんです。
企業がイデオロギーの立ち位置を表明した結果、大きな利益につながったという好例です。
若いZ世代は、こういった企業の意志表明に敏感に反応するようになってきています。
彼らは利益の追求よりも「多様性」や「社会貢献」といったワードに反応します。
だから自らの立場を堂々と表明する企業は「信頼できる」と感じるんですね。
逆に、立場を表明しない企業は「不誠実だ」と彼らは感じます。
だから企業は沈黙しているよりも、立場を明確にした方が好感を持たれます。
炎上するリスクを冒しても、政治的立場を表明した方がメリットになるわけです。
そしてアメリカで起きている流れは、いずれ日本にも入ってきます。
今の日本では政治的な主張をしないのが「空気を読むこと」につながりますが、その一方で「不誠実な人」と捉えられる可能性もあります。
政治的な意見は隠すよりも表明する時代に、いずれ日本もなってくるのではないでしょうか。
誰もが発信できるからこそポジションを名言する
自分の考えを表明する重要性が増している背景には、SNSの発展があります。
今や誰もが発信者になれる時代です。スマホ一つあれば、誰でも新聞社やテレビ局並みの発信ができます。
このように1億総発信者になった時代には、ありきたりなことを言っても注目されません。
当たりさわりのないコメントを言っても、大勢の意見の中に埋もれてしまうだけです。
だからこそ、自分のポジションを明確化する必要があるんですね。
誰もが意見を言える世の中だからこそ、自分もはっきり意見を言うことが大事なのです。
それにSNSは自分の内面を映し出す「鏡」でもあります。
いくら自分を隠しても、内側で考えていることは言葉の端々に染み出てきます。
それならいっそ全てさらけ出し、自分の考えを大っぴらにした方がいいのではないでしょうか。
炎上のリスクはそれほど気にする必要はありません。
考えを表明することで、それに共鳴するファンも生まれるし、あなたへの信頼感も増していきます。
僕も最近はブログの中で意識的に自分の意見を出しています。
YouTubeのセカンドチャンネルでは、世の中のニュースに対する意見を自由にしゃべってますしね。
特にコロナ禍では、世の中の意見が二分されることも多かったですよね。
緊急事態宣言などの規制に対しては、「自粛すべし」という慎重派と「経済回せ」の緩和派に分かれましたし、ワクチンにしても推進派と慎重派に分かれています。
そんな中、僕自身は制限を早く撤廃して元に戻した方がいいと考えていたので、ブログでたびたび意見を書いてきました。
弱小ブログなんでたくさん読まれてるわけではないし、これを書いたからと言って世の中が変わるわけではありません。
ビジネス的にメリットがあるかというと、デメリットの方が多い気がします。
それでもこういう意見を言うことで、世の中の空気が少しでも変わればと願っています。
ブログというのは本来、こうやって何でも自由に言える場だったのではないでしょうか。
自分はこういう想いで、こう考えていると。
分断を煽るわけではありませんが、現実的には世の中はいくつかのイデオロギーに分断されています。
このように分断が進む世界では「自分はこのポジションにいる」と明言するのも大事だと思うんです。
もちろん意見を言うことで離れていく読者もいるでしょう。
しかし中には共感してくれる人もいて、そういう人は根強いファンになってくれます。
大切なのは全員に好かれるのではなく、こういった熱いファンを獲得していくことです。
SNS時代におけるブロガーの役割とは
本来、ブログは「好きだから書く」というものでした。
眞鍋かをりやしょこたんが「ブログの女王」なんて呼ばれていた時代は、お金になるかならないかは二の次だったはずです。
ブログ黎明期、ブロガーは自由に自分の意見を発信するコラムニストのような存在でした。
ところがアフィリエイトが発展してからというもの、「ブログをすること」=「稼ぐこと」になってしまいました。
今ではブログを始める目的は「稼ぐため」という人がほとんどでしょう。
しかし個人がSEOで上位表示するのが困難になった現在、ブログの役割をもう一度考え直すときではないでしょうか。
今では人物を出さない非属人的なサイトは不利です。
個人が作る一般的なアフィリエイトサイトでは、企業や大手メディアサイトにSEOで勝てないからです。
だからこそ、個人はもっと自分の意見を言う昔のブロガースタイルに立ち戻るべきだと思います。
お金を稼ぐために書くのではなく、書きたいことがあるから書く。
そんなコラムニストやエッセイストのようなブロガーに戻ってみてはいかがでしょう。
実はこのように昔のブロガースタイルに戻ることは、稼ぐことにもつながるんです。逆説的ですが。
というのも、このSNS社会では読者のエンゲージメントがとても重要視されています。
エンゲージメントとは、深いつながりを持つ関係性のことです。
読者があなたの発言を見てコメントしたり、いいねやシェアしたりすることを「エンゲージメントが高い」と言います。
そしてエンゲージメントの高い発言は、SNS上で優位に表示できたり、他の人のフィードにも頻繁に出るようになります。
すると、あなたを認知する人が増えるので、結果的に稼ぎやすい状態を作れるんですね。
エンゲージメントを高めるには、共感を得られる発言をすることです。
そのためには感情を入れて書く必要があって、自分の意見や考えをしっかり表明することが大事なんですね。
自分を出さない無機質なアフィリエイターになるのではなく、感情を乗せて自分の考えを書く「ブロガースタイル」でいく。
それが、今の時代で稼ぎやすい方法だったりするのです。
それに自分の意見を語ることは、社会を作ることにもつながります。
今はSNSから世論ができる世の中なので、一個人の発言が大きなムーブメントになることもしばしばです。
ハッシュタグから政治的な動きにつながることもよくありますよね。一個人の発言が、世の中を変えることもあるわけですよ。
あなたの記事が良い社会を作るための一助になってるかもと考えると、ちょっとゾクゾクしませんか?
そんなふうに捉えると、アフィリエイター・ブロガーという仕事にも意義があるなぁ、と僕は思うのです。
昔のブログスタイルに戻ってみては
最近はSNSやYouTubeで稼ぐ人も多いですし、「ブログはオワコン」って言葉もよく言われます。
しかし、ブログが終わってるわけではありません。
「SEOを主体とした非属人的なブログ」で稼ぐのが難しいだけで、人物を前面に出して共感を得ていくブログにはむしろ追い風なんですね。
SNSで誰もが発言できる現代では、はっきりとした自分の意見が求められます。
その中でブロガーは、社会に物申せる人として一役買えます。
だからこそ、稼ぐために書くのではなく、原点に戻ってみましょう。
自由な意見を言って好きなことを書く。
そんな昔のブロガースタイルに、今こそ戻ってみるのもいいのではないでしょうか。
おすすめnote
最後に、僕が書いたnoteの中からおすすめの記事を紹介しておきます。
こちらも今後のアフィリエイトの参考にしてください。
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僕が作った実際のサイトも公開してるので、よければ登録してください。
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