だて

ごちゃまぜな思考と感情のるつぼ。整理整頓しようとしたけど結局乱雑に詰め込まれたにすぎな…

だて

ごちゃまぜな思考と感情のるつぼ。整理整頓しようとしたけど結局乱雑に詰め込まれたにすぎないおもちゃ箱みたい。そんなnote。

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    心に残ったもの。読みやすい文。あとから読み返したい。そう感じたnoteたち。

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    ただひたすら自分のこと。内省。赤裸々。心の深淵をのぞく。自分を切り売りしてるnoteたち。

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    医療。看護。役立つ知識。深掘りしたい情報。落とし込みたいnoteたち。

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アンビバレント

親子とか。夫婦とか。恋人とか。友だちとか。 人と人との繋がりや思いが伝わる何かが苦手だ。 そういう場面や状況。創作されたものでも現実でも。そういう場面に出くわすと。心が震わされたり込み上げてくる感情があったりする。 家族というものや。恋愛や結婚というものに。ずいぶんと冷めた考えを持っている自分なのに。驚くほど心を揺さぶられてしまう。 そうしたアンビバレントな心に気付いたときに。心のが上下に振られてしまい。疲れるから。苦手と感じているのかもしれない。 自分が好きな漫画

    • 合掌

      人の熱い想いに。それに触れた瞬間が好きだ。 当事者ではなく。客観視できる立場から見てるにすぎないから。好きと軽々しく言えるのかもしれないけれど。 なんていうのか。 下心や欲ではなくて。純度100%とは言わないけれど。高い純度で人のことや何かを想う気持ちに触れたときに。心震える気持ちになる。 なんでだろう。そう考えるけども。 なんとなくこれだろうなという点はあれども。明確な答えは見出せていない。 でも自分がそうした熱い想いが好きなのは事実た。 街路で赤ちゃんを抱っ

      • 非日常(ニチジョウ)

        とある音声配信の枠で聴いていた。 配信主の。検査が。そして全身麻酔が。何もかもが怖いという話。 そうだよな。それが自然な反応だよな。そんなことを思いながら。ポツポツとコメントを返す。 人にとってのそんな非日常が。自分にとっての日常になってしまったのは一体いつからだろう。 医療に足を踏み入れた当初は。何もかもが非日常で。患者さんや家族がどう感じるか?とても敏感に察していたように思う。 当たり前のように命の灯火が消えていく。あるいはその灯火が消えようとしている。そんな人

        • 希み

          "だてって他人に関心がないよね" とある人にそう言われて。 自分では。他人に、人間に、興味関心がある人だと思ってた。思ってたはずなんだけれども。 その言葉が違和感なく。なんの拒絶反応もなく。スッと自分の中に入ってきて。 あれっ?なんだろう?なんでだろう? 戸惑いながらも。なんでか腑に落ちている。そんな自分に驚きながら。 そういえば。

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        アンビバレント

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          秋空に似合わぬ夏の暑さの中。 ふと思い立って神社に詣でてみた。 空に浮かぼうかと感じさせるほどの大きな鳥居を潜ると。 七五三の祈祷であろうか。洋装の大人たちと和装の子どもたち。神主と巫女に囲まれて恭しく佇んでいる。 子の幸せを願う親たちのどれだけの祈りがこの社に座す神に捧げられてきたのだろう。 いま目の前にいる親たちの願いを知ってか知らずか。抱えられた子どもはきょろきょろと辺りを見回してる。 連綿と受け継がれてきた命が歴史を紡ぎ、悠久の刻が流れた今も。子を想う気持

          心に残っている何か

          人の死に慣れちゃったな。 そう感じるようになったのはいつ頃からだろうか。 息を引き取った患者さんを見ても。その傍で泣くご家族をみても。心動かされなくなってきた。 自分の心はこんなにも冷たかったっけ。 一般病棟にいた頃は。患者さんとお喋りしてその人柄や考え、それまでの人生、家族との距離を感じ取ることができた。患者さんやご家族からの感謝や労いの言葉をかけられたり。時には罵声や暴言を吐かれたりしたこともあった。 退院を見届けて。そんなに時間も経たず入院してきて。そうして何

          心に残っている何か

          存在の境界線が溶ける瞬間

          近ごろはnoteを書くような思考がまったく見当たらない。 でも何か書きたいモヤモヤした感情はある。でも文章も。文字ですら浮かんでこない。 次第にこんな疑問が頭に浮かぶ ”僕は今存在しているのか” 急に怖くなって自分の両手に視線を落とした。 確かに僕の両手だ。なのにこの違和感はなんだ。 瞬間 全身に痺れるような感覚が走った。 手の平から腕にかけて走る血管が強く光を放ち始め、光に包まれた指先から次第に透明になっていく。 周りの景色が歪み、現実と虚構の境界線が曖昧に

          存在の境界線が溶ける瞬間

          葛藤というなにか

          医療・福祉の道に足を踏み入れて10年以上。 もはや両の手足の指では数えきれないほどの人の死を看取ってきた。 生きることから死に向かって舵を切るとき。その瞬間というか、その時というか。意識があってもなくても。なぜか。 あ、この人はもう生きることを諦めたなと。そう感じることがある。 転げ落ちるように悪くなっていく人の傍で。 ″ 早く元気になってね ″ そう語りかける家族の悲痛な表情を見るたびに。 その希望は叶わないことを。なまじ知識があるだけに分かってしまう。 家

          葛藤というなにか

          寒さが一気に深まったころ。その人は運ばれてきた。 自宅で心臓が止まってしまって卒倒したけれども。医療知識のない高齢の夫に心臓マッサージを期待するのは酷なことだと思う。 救急隊が到着し蘇生処置が開始され。病院に到着し。蘇生が続けられて心臓の動きが戻った。戻ったけれども長く止まっていたため。酸素を受け取れなかった脳は深刻なダメージを受けた。 人工呼吸器に繋がれて静かに眠るその人の傍で。手を握りながら座る夫の背中はとても小さく見えた。 ″ご飯作ってくれる人がいなくなっちゃう

          隙間

          その人の人生というか。生き様というか。 隙間から差し込んだ光がなにかを照らすように。その人の感情や思考、生活や生き方が浮き彫りになって。透けて見える瞬間が好きだ。 そうした瞬間を感じるひとつ。それは人が好きな曲を知ったとき。 その曲や歌詞の何がその人の琴線に触れたのか。どんな感情があるのか。そこに至った人生の軌跡はなにか。 想像というか妄想に近いかもしれないけども。そういうことを考えながら人が好きな曲を聴く。そうすると今まで聴いてきたその曲のイメージとはまるで違う景色

          遍歴

          不倫とか。浮気とか。 悪いことといわれつつも。いろんな場面で沸騰して取り上げるくらいには。じつはみんな好きなんじゃないか。そう感じるほどに熱くなってる人々がいる。 裏切られたとか。酷いことされたとか。サレ側にはいろんな感情が沸き起こるものなのだな。 だいたいにおいて。そんな他人事のような思いで。SNSで炎上する不倫のニュースや話題を見つめている自分がいる。 その子と付き合い始めたのは。わたしがまだ成人とされたばかりのころだった。 歳下だったその子は周りの人たちにとっ

          ミステリアスとか。 壁が厚いとか。 そう評されることが。 まあまあある。 とくに自分のことを隠しているわけではないし自分ではどちらかと言えばオープンな方だと思っている。 なのだけども。 この自己評価と他者評価との解離は一体なんなのだろう。 とある友人と話してて思いついたことを書き綴ってみる。

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          距離感

          夏のにおいが街を覆うころ。人々が行き交うようになった街角。 店には人が溢れ。客と客、客と店員を区切っていた仕切りは取り除かれ。 長らく開かれなかった地元の祭りでは屋台が立ち並び。多くの人が口を大きく開けて笑いそして美味しそうに食べている。 入職してきた新人たちの集合写真も。マスクを外して撮影されていて。 これが日常だったっけ。そんな戸惑いにも似た疑問が頭を駆け巡る。 マスクを取って初めて。ああ、この人はこんな顔をしていたのか。そう思うことが多くなってきた。 感染症

          距離感

          彼方へ

          それはなんの前触れもなくあらわれた。 脳出血で手術を受けたその人は。人工呼吸器につながれて静かに眠っている。 わたしがその人を受け持ったのは手術を受けてから数日経ったころで。 状態は悪いながらにも安定しているように見えた。 突如血圧が下がりはじめ。60、40、30、20と瞬く間に下がっていく。医師を呼び、家族を呼ぶ。 電話で状態を伝えられた家族の声がこわばるのが分かる。 蘇生処置はしないことになっている。 しばらくして。心電図の波形は平らになる。けたたましく鳴り

          彼方へ

          ミスドの大学生

          ミスドに通い詰めている私だが。もともとはミスドがそんなに好きだったわけではない。育った街にも、いま住んでいる街にも。たまたまミスドがあった。そしてコーヒーがおかわりできてゆっくり過ごせる。ただそれだけの理由で通うようになった。 注文するのはだいたいホットのカフェオレ。コラボやイベントのドーナツがない限り。ハニーチュロかハニーオールドファッション、またはシュガーレイズドかダブルチョコのいずれか2つを注文するのが常である。 私の住む街には大学がいくつかある。そのせいか分からな

          ミスドの大学生

          ミスドの田中さん

          寂れているのか栄えているのか。店も人もそれなりに多いが高齢化が進む中途半端な街。その一角にミスタードーナツがある。 そこでゆったり過ごすのが好きだ。常連を自負するくらい通っている。 そしてその店に田中さん(仮名)がいる。私がこの街に引っ越してきて通い始めて。早7年以上。田中さんはずっと働いている。40前後だがとても若々しく。テキパキと働く田中さんを見ているのが好きだ。 動きに無駄がなく動線は最短。レジの捌き方、ドーナツの盛り付け、コーヒーを入れる動作すべてが華麗でリズム

          ミスドの田中さん