真夏の停電と、夏の音の風景
今週の月曜日、午後13時〜16時までの間、停電でした。
この猛暑なのに、停電って…。
電力会社から事前に通知が届いていたのですが、午前中から正午まで仕事だったので、その時間からどこかに出かけるなんて危険。
もう、4時間ウチで過ごすしかない。
「気温30℃を超える1番暑い時間帯に電気が使えないなんて、どうゆうことなの?」
と心の中で電力会社に抗議していました。
*
13時。
我が家の家電製品から音が消えました。
人の気配も消えました。
多分、ご近所さん方は皆さんどこか涼しい所に行った様子です。
「普通なら避難しなきゃって思うよなぁ。」
と、思いつつも逃げる気を無くした私は、自宅の窓全開にして、障子と遮光カーテンで午後の陽射しを遮って、ひんやりシーツの上に猫たちと寝そべっていました。
この日は暑いけど風が吹いていて、家中の窓を開けていたので風通しが良かったことが幸いでした。(南からの熱風だったけど)
暑い…
……でも、アラ?
ウチの中の家電の音も聞こえないけど、お隣から聞こえるエアコンの室外機の音もしないことに、フト、気がつきました。
静かだなぁー…
そのまま寝っころんでいると
「チリ、リンリンチリリ、リン」 遠くの方から風鈴が鳴る音
「ルリリリリー」 「テュリチュリチュリ〜」と虫の鳴き声
「ガタガタゴト」 風が窓や障子を通り抜けていくときの音
停電のおかげで、夏の音の風景に出会え、いつもそばにある自然界の音楽が聞こえてきました。
「虫の声や、風の音にも奏でる音楽があるなぁ。」
なんて思いながら、目を閉じて耳に任せて、風が運んでくる音を聞いていました。
人工的な音が聞こえてこないことが、耳が楽で、何だか気持ちもホッとします。
*
16時には停電も終わり、とんでもなく暑かったけど、何とか凌げて良かったです。
でも、そのあと少し熱中症っぽくて、今週調子出ませんでした。
「やっぱりエアコン使えないと危険な暑さだったな」と思いました。
みなさんもお気をつけて。