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ADHDに恋愛は向いていない
結論から言うとADHDは恋愛をするべきではないと思う。なぜなら人のことに気を遣えないからだ。本人が気を遣えてると思っていてもそれは多分に空回りしている。
ADHDの定義は以下のようになる
ADHDとは、年齢あるいは発達に比べて注意力が足りない、衝動的で落ち着きがないといった特性があるために日常生活に支障をきたしている状態のことです。医学的には“注意欠如・多動症”とも呼ばれます。
どこか落ち着きがないな、という人はだいたいADHDである。殆どの人がASDと併発している。発達障害についての詳しい話は割愛。
まず恋愛に求められることとして、気を遣うことが大事である。
具体的には、車道側を歩く、重い荷物を持ってあげる、注文を頼んであげる、変化に気づく、などが挙げられるだろう。
まず無理である。
これが平気でできるようならまず発達障害はありえない。発達障害は練習してもできない。同時並行処理能力やワーキングメモリ(短期記憶)がADHDの人は弱い。つまり気を遣うことにリソースを割くことができない。そもそも見落としてる可能性が高い。注意欠如というわけである。
僕は今まで二人と付き合ったことがある(厳密に言うと0人である)。
初めて付き合った人とディズニーに行ったことがあった(もちろん衝動的)。定番のフードといえば? そうチュロス。チュロスを買ったらなぜか最初から亀裂が入っていた(恋愛にも亀裂が)。そしてそのチュロスはまたたく間に地面に落ちた。その時あなたはどうするだろう? 3秒で考えてみよう。
1・2・3 (ADHDの秒針はもっと早い)
僕がとった行動はそのチュロスを食べたのである。当時20歳だったがまさかそんな子供みたいなことをするなんて、当時は笑っていたけど今思うと馬鹿だった。
いや食う人もいるでしょ!って思うかもしれないが冷静に考えたら彼女の前でそんな汚いことをするのはナンセンスだ。
彼女の価値観次第だろ!という意見が聞こえてくるようだが、これは負けを認めるべきだと思う。食べるべきではなく、それは美談とともにゴミ箱に捨てるべきだった。
その後のディズニーは地獄だった。今思うと、最初から地獄だったように思う。ADHDが選んではいけないデートスポットランキング堂々の1位である。
ディズニーには難所が多い。まず回るルートを決めなければならない。ADHDは段取りが下手なので回り方も当然下手だ。前日にプランを用意しておけばよかったが、そんなのはない。
それに加え、待ち時間が長すぎる。何を話せばいいかわからない。僕はASD気質も強いので、コミュニケーションが苦手だ。つまり死を意味した(実際空気は死んでいた)。
ADHDにとってディズニーは悪夢と絶望の国であった。その彼女とはあっけなく2週間で縁を切った(彼女の数に数えれないほどの彼女だ)。
僕は価値観の合う人と恋愛をしたい。2人目の彼女(相手は勝手に彼女にされたと言っていたが、僕は彼女だと思っていた。そもそも文面では残っているのだから彼女だと思うのだが、相手が彼女になってないって言うからノーカンにする)は価値観がまるで合わなかった。
僕の言う価値観が合う人という定義は価値観が全く同じという意味ではなく、なんとなく噛み合うな、くらいだ。
ただその彼女は価値観が全く同じじゃないと駄目という価値観だった。
僕は価値観を押し付けるのは良くないから、お互いの価値観を尊重し合いたかった(その価値観を押し付けているじゃんという話は置いといて)。
僕があるとき死ぬ死ぬ詐欺をした。死ぬと言っといて死ななかった。どうもそれが彼女にとっての地雷だったらしい。
死に対しての価値観の癖がかなり強かった。死ぬことに対しておめでとうと言わないといけないタイプだ(特攻兵にも同じことを言うのだろうか)。
価値観は違っているのが普通で、って説得しても何も変わらなかった。相手は価値観が違うから別れるべきだ、の一点張り。僕は当時これが価値観が合わないという現象であったことに気づいていなかった。どうしても説得して、価値観は合わせるものだと思っていたフシがあった。
価値観は合わせれるものではなく、DNAレベルで刻まれているものなのかもしれない。少なくともこの彼女との経験ではそう思った。動かない石だった。
なんやかんやあったが僕はまだ恋愛経験がゼロと言っていい。ADHDに恋愛は向いてないということがわかったくらいだ。
ADHDの症状は病院に行けばコンサータやストラテラを服用すればある程度落ち着く。それで恋愛がうまくいくかもしれない。
ただ、それは本当の自分を愛してもらっているのだろうか? 僕はそう思わない。薬を飲んだ僕を見ているだけだ。
素の僕を愛してくれる人が好きだ。めんどくさい価値観であるのに加え、病院に行かない理由を作っているだけである。
長々と読んでくれてありがとう。ぜひあなたの失敗談を聞かせてほしい。きっとそこに学びはある。(この記事は衝動で書いた。垢も作った)。
まあ、書いてて思った。ADHDでも恋愛していいよ!ただ失敗する。でもそこから学べればいいじゃない。
スンダリー・ナンダ