身体に優しいってなんだろう?優しいチョコレート作りを目指して!!
私たちの考える身体に優しいは、”シンプルであること”と、”できるだけ身体に負担のかからない素材を使用する”ことです。
私は、倉敷でビーントゥーバー(カカオ豆からチョコレートを作ること)のチョコレート店”SUNCACAO"を夫婦で営んでいます。
私たちは太陽のように元気をくれるチョコレートをテーマに、
優しいチョコレート作りを目指しています。
私たちの考える優しいチョコレート作りは
身体に優しい
環境に優しい
生産者に優しい
です。
今回は身体に優しいについて話していこうと思います。
身体に優しいってなんだろう??
身体に優しいっていろんなところで聞きますが、実のところ、何なんでしょうか?身体に優しいを考える上で、反対の身体に優しくないものを考えていきたいと思います。
何が思い、浮かびますか?
食品添加物、科学調味料、トランス脂肪酸、etc
色々ありますよね、、
食品添加物や、化学調味料が必ずしも身体に悪いわけではないのですが、いれなくてもいいんじゃないと思うことがよくあります。
カカオ豆と砂糖だけでも美味しいチョコレートは作れる!
カカオ豆からチョコレートを作る上で最低限必要なのは、カカオ豆も砂糖だけなんですよね。
市販のチョコレートの裏を見るとこういう表記が多いと思います。
砂糖、カカオマス、植物油脂、乳化剤、香料
これでいうと植物油脂と乳化剤、香料はなくてもいいんですよね。
カカオ豆と砂糖だけで美味しいチョコレートが作れるのに、なぜ、入れるのかというとカカオが高いから。
そのかさ増しとして、植物性油脂を加え、それでカカオの香りが薄まったぶん香料をいれて、それを安定させるために乳化剤をいれる、、それってどうなんでしょうか?
結局のところ、最低限の材料で、シンプルに作ることが、身体に優しいんじゃないかって思います。
砂糖について
カカオと砂糖だけでできると言いましたが、砂糖も色々ありますよね。
いわゆる砂糖は、グラニュー糖や、上白糖など精製度が高いもの。砂糖の主成分をしょ糖なのですが、グラニュー糖などは99%しょ糖です。すごいですよね。
でも、ここまで精製するのになかなかなことをしています。
サトウキビから、砂糖を作るのにこのような工程をふんでいます。
サトウキビー圧搾してジュースを絞るー煮詰めるー濾過するー結晶化させる
特にこの濾過の工程で、牛骨炭を使っています。これは不純物を吸着したり、脱色作用があるからです。ちなみにこの工程で、もともとサトウキビのジュースに含まれているミネラルなどがほぼ取り除かれます。(メーカーによっては植物性のフィルターを使うところもあるようですが、かなり少数らしいです。)
このようなにして作られるグラニュー糖、でもここまでする必要ありますかね?
ミネラルが失われて、砂糖の純度が高くなることで吸収が良くなるため血糖値の急激な上昇を起こすことにもなり、糖尿病のリスクも上がります。
私たちはキビ砂糖を中心に、はちみつ、メープルシロップなどを使ってチョコレートを作っています。身体に負担を与えないもの、微量栄養素を含んでいるものを使うようにしています。
私たちの考える身体に優しい
”身体に優しい”
色々な解釈があり、色々な答えがあると思いますが、
私たちは
シンプルであること、
身体に与える負担の少ないものを使うことを心がけてきます。