サンベアーズ誕生のストーリー
こんにちは。Sunbears(サンベアーズ)編集担当の久保田です。今日はサンベアーズ誕生の熱いストーリーをお伝えします。それは社長・廣浦雅敏(ひろうら まさとし)の、自身の子供の成功体験に基づく話です。
はじまりは、父と子のリフティング練習
今から16年前の廣浦家。「サッカーがうまくなりたい」という小学6年生の息子を応援するため、日曜日に近所の公園でリフティング練習に付き添いました。最初は20回も続かなかったリフティング。ただそばにいて回数を数え、時々缶ジュースを買っては励ますだけだったのに、2カ月もすると、連続で1,500回もできるようになったのです。「子供の集中力と可能性というものはすごいもんだ」と感動しました。
この息子の成功体験が、「いつの日か、サッカーがうまくなるように努力する子供たちを応援するソフトを作りたい!」という思いにつながりました。頭に描いたのは、センサーを使って自動で動きをとらえ、遠くにいる人とも励ましあえるような技術です。
酒造りの現場にITを!
思いが夢物語にならないように、センサーとインターネットとソフトを組み合わせたものを形にしてみることから始めました。でも、身体の動きをとらえるセンサーは当時は身近に見当たりません。そこで一般的な温度センサーをつなげることに注力しました。
できた製品が「Kojimori」(麴守)です。遠くにある温度計(温度センサー)のデータを、インターネットを介してスマホで見ることができる製品です。
でもなぜ麹? と思いますよね。酒蔵の杜氏たちは24時間体制で麹を管理しなければなりません。酒造りという伝統産業でITに取り残されていた杜氏たち。「温度センサーでなんとかしてあげたい」と考えたのは、廣浦の実家もまた時代に取り残された石屋だったからです。今では、Kojimoriは酒造りの現場で杜氏たちをサポートするIT製品となりました。
重要な3つの出会い
その後も、体の動きやコンディションの変化をとらえる小さなワイヤレスセンサーを探しましたが、高価で技術的に難しく、時間ばかりが過ぎていきました。
そのころ出会ったのが、アイスホッケー男子日本代表チームのスポーツトレーナーをしていた佐保豊氏(現スポーツセーフティジャパン代表理事)と、アイスホッケー男子日本代表監督の鈴木貴人氏(現東洋大学アイスホッケー部監督)でした。二人との出会いをきっかけに、若い世代のスポーツ支援への夢に向けて本格的に動くことになります。2016年のことでした。
さらに、技術面で夢の後押しをしたのが、ハンガリーのITチームです。チームのメンバーは、アイスホッケーの選手だったり真のスポーツ好きのエンジニアだったり。まさにスポーツをテクノロジーで支援する土台が整いました。
目指すは「スポーツ教育」のプラットフォーム
まず開発したのは、手入力で手軽に試合やトレーニングのデータを記録することができるクラウドシステム。2018年にリリースされた、アイスホッケーの試合記録アプリ「Sunbears Playback」と、連携するウェブサイト「Sunbears」がそれです。
2020年には、練習をより充実させるためのドリル作成機能を開発・追加。それまでの「サンベアーズ・クラウドシステム」という呼称も、「サンベアーズ・クラウドキャンパス(SBCC)」へと変更しました。ただの記録ツールではなく、次世代のスポーツ教育のプラットフォームへと発展させるためです。
父と子のリフティング練習から今年で16年目。「子供たちを支援するソフトを作りたい」という夢はいま、「サンベアーズ・クラウドキャンパス(SBCC)」となって進行中です。Sunbearsはこれからも、「スポーツ × テクノロジー × 教育」で次世代の若者たちを応援し続けます。
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