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FATALISM ≠ Re;Another story の私的考察🤔その1

 杉浦タカオさん主催のSEPT で2月18日~26日まで公演されていた【FATALISM ≠ another story】を配信で観覧しました。

 コロナ禍でライブや舞台の配信が始まったことは地方であり、また身動きの取れない私にとっては最大の利点であったと思う。
 配信がなくなったら、多分オタクやめるw

 そんなコロナ禍で出会ったOWVというボーイズグループのオタクがメンバーである浦野秀太くんの初舞台に熱狂したお話です。本当に、この2ヶ月間楽しかった。こんなに楽しみだと毎日がワクワクするんだという経験を出来て本当に良かったと思ってる。

ビジュアル最高。

 ただ彼の舞台を見たいという思いからいつからか舞台そのものが楽しみになっていく。それは、私の大好きなファンタジー設定ということもある。そして、多分同世代の方が手掛けているためかなんとも青春の匂いがする作品だった気がする。

 1982年生まれ、私たちの学年は凶悪事件を起こす犯人が多い世代だった。生きること、死ぬことを色々考えた事ももしかしたら多かったかもしれない。
※ウチクリさん、タカオさんは1983年の早生まれですw

 ここからはネタバレになる話しになるのでそう言う方は回れ右でお願いします。


雛菊さま美しや

 物語は、陽の国、蒼の国、緋の国の3国が絶妙なパワーバランスで拮抗しギリギリの状態で争いが起こっていない世界。3国は各国から象徴を出し奉納の義を行うことで平和を保っていた。
 そんな奉納の義で裏切りが起こり、主人公である雛菊が自ら命を落とすのですが、そんな雛菊の魂は音楽の神である亜歩路に掬い上げられ神の世界に召される。神の世界ではすべての神である絵虚と出会い、雛菊は自分の願いのもと自分の数多ある並行世界で同じ結末になってしまう【ねじれの起因】を見届けることになる話です。

 私がめっちゃ噛み砕いてあらすじ書いてみましたw
 違ったら申し訳ないw

 で、ここからはネタバレ考察。
 思ったことをだらだら書くしまとまってないのは了承の上ご覧ください。

まずは人物考察から。

陽の国の象徴 雛菊

 陽の国は3国の中でも国力が大きく雛菊は中でも巫女として歌い手として奉納の義に参加します。奉納の義は3国の象徴とその従者である躍り手により執り行われるようです(そこ説明無いけどそう言うことだと思うw)。
 雛菊は、ぶっちゃけ自殺します。どの時代でも自ら命を絶つ道を選びます。その雛菊が命を絶つ結果を生むのが【ねじれの起因】です。
 蓮が、百合亜が、ツタバが間違った選択をしてしまったとき、雛菊は運命に抗うこともせず命を絶ってしまいます。

 ここでFATALISMのタイトルの意味を調べてみましょう(タイミングどうなのwww)

めっちゃ納得w

 こんな訳でタイトル通り雛菊たちは同じような結末も何度も繰り返す世界にいるのです。

 ですが!

 「願わくばこの負の連鎖を断ち切り運命と言う轍から解き放ってください。

そして、そしてどうかもう一度また会えるように。」

 これが、雛菊の祈りです。

 雛菊が自ら命を落とすことで結果的に未来では人類が滅亡していくエンドを向かえます。

 ねじれヤベェ

 ねじれで起きる事象は雛菊が自ら命を絶つと言うことなのですが結果から未来では人類滅亡までいっちゃうんですよ。さすがに神様たちもやってらんねぇってなるよなー、とはフワッと思いました(神の考察は後日w)

 雛菊はねじれの起因を解消した末

生きる

 と言う選択をします。そこでやっと世界が変わり、奉納の義を完遂することが出来る未来へたどり着きます。
 4人がその先で自由になれたかは謎ですが、きっと笑顔で過ごす未来に向かったんだろうなって信じてます。

 待って考察してない🤣

 選択を間違うと死へ向かってしまうと言う、古のサウンドノベル系のゲームかな?という雛菊さん。そんな雛菊さんが生きる選択に変化したメインキャラの考察もしてみましょう

蒼の国の象徴 蓮


 彼はねじれの中心にいる人物で、ねじれの起因からどの時代でも仲間を裏切る選択をしてしまいます。
 最初のねじれは、彼が初ゆえの嫉妬心でした。雛菊と藍備の関係を邪推し自分が孤独に陥ることを恐れている。もちろん、嫉妬という面があるのですが、彼は純粋で二人がくっつくことで自分はいなくならなきゃいけないと思い込んだ面もあるのかなぁ?
 象徴であるがゆえ人の観察をしてしまう蓮は夢百合に対してそうであったように相手がどうしたいかを勝手に決めてしまうタイプなんだと思います。
 雛菊と藍備がくっつくと自分の存在が邪魔なんじゃ?
 そこから生まれる疎外感と孤独への恐怖からの葛藤が彼を蝕み結果として裏切るのですが、ここで私が面白いと思ったのはけして蓮は雛菊に対して恋心はないのです。これは雛菊も藍備もなんなら夢百合もこの方々の間には恋心は生まれていないんです。

 象徴とはいえ、家族から引き離されたりなんなら孤児だったりして、いや象徴とは?と考えさせる身の上です。
 大人たちが無理やり社会から引き離し最低限の世界で生きさせることで他者から見ると神聖な人間と仕立て上げられた、平和のための生け贄、といったところでしょうか?

 同じ境遇だからこそ依存する。そして失う恐怖心が蓮を蝕んでしまったんでしょうね。

 この恐怖心を取り除くために現代、未来を見つめることで彼はねじれから解放されるのです。

ねじれの基本構造(さとねこ論w)

誰かがある選択をする

蓮が裏切る

雛菊が絶望し命を絶つ

 というのがねじれの形であります。
 基本の世界では蓮が嫉妬し、孤独を恐れて裏切ってしまうのが始まりです。

 では、登場人物を追いながら他のねじれも見てみましょう。

雛菊の従者 夢百合

 彼女は従者ということもあり一歩引いた位置で3人を見守り、ずっとこの場所にいたいと思っている人物です。
 だからこそ、雛菊のために3人の逢瀬の準備をしていました。
 夢百合にとっては、3人の居場所を作ることで自分の存在意義を見いだしていたんだと思います。だからこそ、象徴たちが生き生きと過ごされる様を嬉しいこととして創厳に伝えてしまいます。

 よかれと思って

 彼女は過去でも現代でもその選択をし結局ねじれを生んでしまいます。
 彼女の選択肢は【よかれと思って】

 現代では【よかれと思って】現代雛菊の憧れの存在の現代蓮のやっているクライアントの仕事を受けてしまう。それは雛菊にとっても蓮にとっても望んだ形ではなく結果として蓮が裏切るような状況に陥らせてしまう。

 って思ってます(想像かよ🤣)

 そんな彼女の本音は同じ立場の3人が羨ましく、自分も共に歩きたいと

 生い立ちや境遇から自己肯定感低いのなんて当たり前だし、象徴の立場が羨ましいと思うのも当然でそれでも雛菊は夢百合の存在が支えになってたって言うのがもうなんて言うか良いっすよね(突然無くなる語彙力)。

 ねじれの解消についてはまた後日🤣

緋の国の象徴 藍備

キャー、藍備さまー 

 藍備は明るくて人懐っこくて、クラスにいたら陽キャのスクールカースト上位の方にいそうな人気者みたいなキャラ(一応誉めてる)
 親と強制的に引き離され捨てられたにも関わらず、陽気に過ごせちゃうキャラ。
 だからこそ、他人の暗い部分に目がいかなかったり、簡単に切り捨ててしまったりができてしまうタイプな気がしています。

思い入れが強すぎて説明がムズい🤣 

 もうね、藍備がズタズタにされて傷つくシーンが多いのですが、もうさ、初舞台なのにこんな演技でもう、おばさん泣いちゃうってなるのがファンのサガなのでしょうか?w

 ねじれ現代で現代蓮の胸ぐらつかんで怒りをぶつけるシーンがもう雛菊のためなら他の全てを失ってもいいとさえ思ってそうな感じ。
 でも蓮も好きなんですよw

 彼の場合は恋愛感情云々より雛菊が笑顔になれる自由な未来を模索している感じです。
 雛菊が笑顔になるためには誰一人かけてはいけないのですよ。

 ねじれ未来ではテン(夢百合)を撃ったシン(蓮)を撃ちシンも応戦しそのまま相討ちで亡くなり、エイナ(雛菊)が絶望して死んじゃうのですが、ねじれを解消する世界では武器を持たずにシンと対峙するんですね。
 そう、家族に武器を向けるなんておかしいですもんね。

 彼のねじれは多分、家族に武器を向けるってことなのかと思いました。


 考察してるうちにタカオさんから考察出てるんですけど🤣

 ここまで書いちゃったんでとりあえずリリース

 タカオさんの見解とのズレも楽しみながら読んでいただけるといいんじゃないかと。

 にしてもまとまってないですねwww


 これからも考察しようと思いますが、一杯書いちゃうのでゆっくりかな?🤔

 ひとつだけ、ねじれが解消したら創厳様が高らかに宣言するんすよね。
 現代も、未来も、元の世界も…
 ねじれを引き起こすように暗躍していたのにねじれ解消の合図になるなんてなんだか不思議ですね(*´ー`*)


 また続きでお会いできたらw


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