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息子の靴には砂がいっぱい。
先日の雨で靴が濡れてしまったので、新しい靴を履いて学校に行った息子氏(小三)。
帰ってくると、今度は靴の中に砂がいっぱい。
僕はその話を聞いた時に、小さな羨ましさを感じた。
靴の中の砂が、どのようにして入り込んだのか。
外で元気に遊んだ結果か、はたまた、靴本来の役目を超えて、バケツがわりに砂を運ぶのに使ったか。
なんであれ、その後の靴の中の感触は気持ち悪かっただろうし、帰宅すればそれに気がついた母親にはため息をつかれるかもしれない。
にもかかわらずきっと息子は、また明日も靴を砂まみれにして帰ってくるだろう。
その砂は、夢中とか、欲求とか、楽しい瞬間とか、そういうメタファーに感じて、嬉しく、うらやましく感じた。
今日は何粒の砂の粒をつけて帰ってきただろうかと、ふと自分のことを考えてみた。
「Floating Blue」
ちょっとブルーな気持ちの写真集です。