見出し画像

己よりも世間体を気にする馬鹿者

 タイトルがかなり強いものなので、読み手にはあまり良い印象を与えないと思いますが……。

 個人的にも書きたくはなかったのですが、親が大バカ者すぎて、ちょっとイライラをここに投げ捨てさせてもらいます。

 父親は常識人(口調は強め)なので別にいいのですが、問題は母親のほうなのです……。


 自分の家族は姉弟三人と両親の五人家族。

 両親は大震災によってマンションの二重ローンを払い続けています。数年前にようやく一つを完済し、もう一つを返済中。

 それもまだ数年先までローンがあります。


 二人の姉は結婚し、今年に新居へお引越しをするらしいのですが……。

 母親は「引っ越し祝いに百万ずつくらいは用意しなきゃ」と言い出しました。

 ローンを払いつつ、クレジットも使う母親……。そこに合わせて二百万という大金。

 「そんな余裕がどこにあるのか。それは余裕がある人がする行為であって、あまり余裕のない人がする行為ではないよ」

 と、母に伝える。

 田舎育ちのお嬢様だった母親は、昔に倣って、

「ないけどどうにかしないと」

 と言っています。

 

 自分が小さいころには「お金がない」と言われ、必要最低限のものしか買ってもらえませんでした。

 とは言っても、ゲーム機などは買ってもらえたので不必要なものも買ってもらえていましたが……。

 大学生になってからは、バイトで携帯代と大学までの電車賃くらいは出していました。たまに、両親にプレゼントをしたりと。

 自分にできることがそれくらいだったので……。



 とまぁ、そんな母親の口癖は「地震に遭わなくてお金があれば―――――」という話ばかり。

 お金がなくても、多少あればどうにかなる。けれど、母親は過去にすがりついたままで、現実を見ない。

 そのことを丁寧に話しても、母親は途中で耳を塞いでしまう。

 自分は、その場逃れや一時しのぎというものが嫌いなので、母親のこの性格だけはいつまでも許せない。

 そうして生きてきて、今もまた同じ過ちを繰り返す母親が、もし知人の母親だったなら、自分はそんな人を「馬鹿者」と思ってしまうでしょう。

 ただ、やはり、そんな母親でも家族だから、自分は情を捨てきれない……。

 見捨てられない自分が居る……。


 と、話が逸れてしまいましたが。

 母親は子どもにお金を渡す前に、自分が自由になることが最優先だと思うのですよ。でもまぁ、親とはそういうものなのですかね……。


 お金がないと言うのに、お金を渡す。

 家計が厳しいのに、お金を渡す。

 母親自身がそれを知っているのに、お金を渡す。

 

 計画も順番も破綻しすぎていて、聞いていてとても不愉快なのです……。

 姉の一人は資格持ちで料理人、共働きでお金には余裕がある。

 もう一人の姉は夫が公務員で、安定した収入がある。


 そもそも、家を買う余裕があるのですから、お金には困っていないんですよね。

 祝い金という昔の無駄な風習……。

 「相手の両親はお金を出している」らしいのですが……。


 それはもちろん「お金に余裕があればすればいい」だけであって、強制的に支払わなければならないものではない。

 法的にもそんな義務があるわけないのです。

 二人の姉も、両親がお金に困っているので「はい、祝い金」と渡されても困惑するだけなんですよね……。


 それはもちろん、実家が裕福であれば素直に受け取れるかもしれませんが、そんなことはない。

 母親の現実逃避、辛いものを見ようとしない性格は、もうこのままずっと変わらないのだなと。

 母親を反面教師として見てきた自分の、イライラ話でした(;_ _)

いいなと思ったら応援しよう!

忍原富臣
人を変えることはできないけれど、誰かの心に刺さるように、私はこれからも続けていきます。いつかこの道で前に進めるように。(_ _)