10,000人のわたしたち
昨日のわたしが、今日のわたしのスケジュールを立ててくれた。
坂口恭平『生きのびるための事務』を読みおえた昨日のわたし、ちゃんとモチベーションを保っていてくれてありがとうだ。
過去のわたし、過去どの日のわたしを見ても、がんばっている日もあれば、がんばっていない日もあった。
わたしの中のどいつもこいつもそんなこんなをしながら、その一日を24時間しっかり生きてきたのだ。
一番未来のわたしが、過去10,000人のわたしたちに感謝をのべたい。みんなありがとね。
そんなわたしの一日は、創作6時間が目標。
朝5時に起きる予定が6時15分になってしまったが、かまやしない。 朝からスケジュール通りに進んでなくたって、かまやしない。からだのどこかがもげていたってかまやしないのだ。
ところでローズジェッツという名古屋のパンクバンドのレコードが届く。いいぞ。双子がボーカルのバンドで、赤いジャケットにうつる双子の写真、その間に、二匹のねこが写ってる。いいぞ。ふたりの絆をかんじとる。
夕食は作り置きの豚キムチ。コウケンテツさんのレシピ通りにつくっている。この人のレシピ(通りにつくった自分のめし)はおいしい。合間にはいる小芝居も好きだ。
夜8時、妻とたがいに「チョコバッキーが食べたいぜ」ということになり、近くのローソンまで。チョコバッキーの6本入りがローソンには置いてあるのだ。
夜のどこかで不穏な音がとどろく。
あれは暴走族か、天気か、花火か、なんだろう。
「雷じゃない?」 「いや違う気がするよ」
言い合いながらローソンに入店する。
このあたりは、週末になると、国道246線をひたはしる暴走天使のさえずりが聴こえてくるし、東西南北のいろんな方角から花火の音が聴こえてくる。
そういう町なのだ。
そういう町なのだが、空がしっかりゴロゴロ言い出したので
「やっぱり雷だったね」
「預言者だね」
「預言者とかじゃないよ」
というやりとりをした。
ピカっと光るだけで盛り上がる5分ぐらいの夜の道。
雨降るのかなぁとウェザーニュースアプリを見てみたら、なんと夜の9時から10時のあいだで降水量が17ミリになっていた。えっ!一時間だけ17ミリって!やべーな!
帰ったらチョコバッキーを食べてクロノトリガーをやった。
その後、雨はたいして降らなかった。ウェザーニュースをみると9時:0.5ミリになっていた。16.5ミリはどこへいった?
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