『旅からうまれた わたしのミトン』塩田素直 のおはなし⑦
これはわたしのアトリエの本棚です。文化出版局の本だらけ!いちばん古いしこれからも手放さないだろう本は大学生の時に買ったhomspun さんの本だと思います。
昨年の初春に文化出版局さんから本の話をいただいたときに、あこがれの文化出版局さんから!と感激しました。手芸をやられる方や本が好きな方はわかると思いますが、出版社さんによって本の雰囲気は違うし、それぞれ特徴があります。
わたしは文化出版局さんが作る本のデザインや写真が好きで、口にも出せないくらい自分には遠い話だと思っていたけど、自分が本を出せるなら文化出版局さんがいいと思っていました。(先日のワークショップでは編みもの好きさん勢揃いで、ニット本トークができて嬉しかった♡)
なのでこれまでレシピ提供をお願いされたり、キット販売のお声がけをいただいてもお断りをしていました。本にするならきちんとsunao knittingのコンセプトや雰囲気が出せるものにしないといけないと思っていたので、ニット本の中で少しページをもらうというのも抵抗がありました。
『旅からうまれた わたしのミトン』は、わたしの個人的要素と好きが詰まった手芸本です。そんな変わった本をいっしょに考え、作り上げてくれた編集者さんには感謝です。きっとドキドキだったことでしょう笑
紙媒体が売れない今、本もモノもたくさん世の中にある今、作り手の背景や人柄を知れるって楽しいし、選ぶときのヒントになったりします。差別化になります。今回本を作るにあたって、「他にもありそうな本」にはしたくないという思いがあり、編集者さんも塩田素直だから作れる本にしましょう!と言ってくださいました。そんなわたしと編集者さんの想いからまず始まっているのです。
『旅からうまれた わたしのミトン』
塩田素直
9月17日(金)発売
文化出版局
1500円(税別)