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7月は"二つ茶碗"のお点前と"したたり"

お暑うございます。
7月の京都では1ヶ月の間、祇園祭が開催されています。

そのため主菓子に亀廣永さんの"したたり"が登場しました。
前祭の"菊水鉾"さんオリジナルの和菓子としてつくられたものです。

外は暑くても、柔らかくて黒糖の甘みがいっぱいのしたたりをいただいてから薄茶をいただくと心がスッとして落ちつきを取り戻しました。

今回、初めて教えていただいたお点前は、三斎流では"二つ茶碗"と言われ、その名の通り、2つの茶碗を茶室に持ち込みます。

二服点てますので、時間がいつもよりもかかるのと、茶碗が返ってきてからの所作にも注意点があって、次回までに復習することが多くなりそうです。

しかしながら前回の重ね茶碗と違って、二つ茶碗は、よくされるお点前とのことですので、なんとかマスターできるように家でのお稽古も頑張る予定です。

それでは今月の茶室の様子をご紹介します✨

待合の床には長刀鉾のお軸
茶室の床の様子(全体)
大徳寺派

歩々是道場
禅語で
修行というものは道場だけでするものではない、日々の暮らしそのものが道場であり、修行なのだということ
という意味があるそうです

お皿も長刀鉾が描かれたもの

澗水湛如藍(かんすいたたえてあいのごとし)
澗水(かんすい)」は谷川の意で、漫々と湛える谷川の水は藍のように深く美しい様子を表しているそうです。

観翠庵祥山宗匠の色紙
お花はむくげ
したたり
お干菓子は、氷彩(左)、松江 風流堂の路芝(みちしば)(右)

みちしばのゴマの風味が大変美味しいお干菓子でした☺️

そして最後に先生に見せていただいたのが梶の葉。
三斎流では使わないものの、裏千家ではこの時期、お点前の時に、水指の蓋にして使われるそうです✨

梶の葉

なんとも涼やかで素敵です。

今回もお読みいただきどうもありがとうございました!!

次回の茶道に関する投稿は、立礼(りゅうれい)についてご紹介予定です。

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とこみゆき
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