ビーフを抜いたビーフカレー
2週間振りにに外食をした。
例のとある一件で自宅隔離を余儀なくされていたのでひたすらおうち時間を過ごしていた。
それはそれで良い時間にする事が出来た。
今日は久々の外での食事という事で味覚もまだ不完全だった事もあり、濃いめの主張が強いカレーをチョイスした。首都圏を中心に全国、海外展開している日乃屋カレーだ。
実にシンプルで美味しかった。カレーをスパイスから作るという拘りも好きだが所謂ホームメイドなカレーが僕の舌には合っている。
日乃屋カレーは正にそれだった。
最近ではかつての付き合ってはならない3Bから3Cというワードが浮上していると巷で耳にした。
【カメラマン・クリエイター・カレーをスパイスから作る男】らしい。(長い。)
イチローの話をする。
大のカレー好きで毎食カレーを食べると世間から思われてるイチローが面白い事を言っていた。
Q.これだけは外せない社食メニューはありますか?
A.これは皆さんが想像してる通りなんじゃないですかね。ビーフを抜いたビーフカレーです。
この回答は深く何回も頷きながら見入ってしまった。全く同意である。
何故かと言うと僕もチャーシューを抜いたチャーシュー麺が好きだからだ。
旨味がスープに溶けて美味しくなっているあの状態のラーメンが好きなのである。最初からチャーシューを抜きにしてしまうと深みが加わらない。チャーシュー麺として頼んでチャーシューは誰かにあげるという食べ方が好きだ。
ちなみにこれは今まで誰にも理解された事はない。
イチロー曰く、
野菜も溶け込んでしまっているまっさらな状態のルーが良いらしい。野菜の食感が毎回異なるのでそこは安定していて欲しい理由からだそうだ。
何事もシンプルイズベストである。
オプションが多くなるとワクワクさも増すが一周回ってシンプルなビジュアルに深みがある物にはやはり惹かれてしまう。
イチローの言葉に共感し、こんなコラムを書いている僕が今日食べたのはカツカレー。
どの口がビーフ抜きのビーフカレーに共感したんだと。
だって日乃屋名物って書いてあったから初訪は推し飯にしたかったんだ。
日乃屋カレー 築地二丁目店
03-6264-3979
東京都中央区築地2-10-7