夢に困憊ぐでたまに見入る朝
旅は好きだ、島も好きだ。
島めぐりの船旅の夢なら幸福なはずなのに、困憊して起きた。
そもそも向うべき目的地があったのに、時間短縮になりそうと乗船したのが発端。しかしながらそれは、群島めぐりの船で、二日間戻れない。
たまには日常を離れるのもいいか、と思う。
船内は、車両のように縦に長く、雑魚寝スペースのみならず、赤絨毯のソファの区画や、スツールの並ぶバーカウンターなどもあり、居心地がいい。
時折、島に立ち寄って、潮風を身に受ける。
そのようにして船旅が終わり、家に帰れるの