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ミドルの転職奮闘記⑩~公的機関のサポートっていいな、と思った話
転職活動で辛いのはメンタル面です。アラフィフの書類通過率は10%とのこと。つまり10回に9回は書類で不通過となるわけです。応募した企業との相性が悪いだけと考えてもやはり、書類が通らなかった時は辛いものです。
まして面接で落ちたときのショックたるや。面接こそ、相手との相性ではあるのですが「社内で慎重に検討しました結果、誠に遺憾ではございますが、今回はご期待に添えない結果となりました。申し訳ございませんが、ご了承いただけますようお願い申し上げます。末筆になりますが、今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。」の文ーーこれが大概こうした定型文なんですよねーーを読むと、ずーんと来てしまいますよね。
自分自身で落ち込むだけでなく、家族に迷惑をかけることもあるでしょう。そして、家族にはなかなか心境を語れないもの。心配をかけたくない、というのあるし、見栄や意地を張りたくなるときもあります。
そんな時、支えてくれているんだなと、頼りになる存在が公的機関の担当者でした。
都民、あるいは都内で仕事を探す人の場合、ハローワークに加え、雇用と就業を支援するための施設「東京しごとセンター」が使えます。
30歳~54歳の求職者向けには「ミドルコーナー」があります。登録すれば、求職者1人に就職支援アドバイザーが付き、就職に関する情報提供や、応募書類の添削、面接対策など、キャリアカウンセリングを無料で受けることができます。ちなみに就職支援アドバイザーはパソナの受託事業で、そうした「プロ」である点も安心ですね。
東京しごとセンターに登録すると、オンライン上の求人検索・応募用システム「P-Job」や、各種セミナーなども利用できますが、なによりもこの就職支援アドバイザーの存在がありがたいです。キャリアカウンセリングは電話等で事前予約が必要で、柔軟に日程の対応してくれるほか、面談は通常、30分から45分程度のところ、しばし延長して話を聞いてくださることも。
なにより嬉しいのは、就職支援アドバイザーからの電話。予約などは当然、全くしていないのに「最近どうですか」なんて、時折電話がかかってきて、状況を聞いてくださいます。また、「こんな求人はどうでしょう」なんて、紹介の電話もありました。こうした心配をしてくださる方がいるのは、本当に励みになりますね。
心配をしてくださるのは、東京しごとセンターの就職支援アドバイザーばかりではありません。
皆さんご存じ、「ハローワーク」には就職相談コーナーがあり、相談員の方がいらっしゃいますが、ハローワーク飯田橋の場合、相談員を「指名」できます。この担当の方がとても優しい。「最近どうですか」なんて電話をくださるなど、親身に対応してくださいます。ハローワークの場合、専任の担当者、というわけではないのですが、良い相談員に巡り会えると、こういうことがあるんですね。
最初に述べたように、転職活動では落ち込んだり、メンタル的に辛いときもしばし。そんな時、支えてくださる人がいるんだな、と思うだけでも、また次の活動をするぞ!ってなりますね。