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タイムトラベラー 時間旅行者

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「私たちは時間を旅する旅人」をテーマにし、ありとあらゆるモノ、ヒト、場所にひそむ積み重ねた時間から、「今」を生きるヒントを探るマガジン。
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2018年10月の記事一覧

1,300年の時をかけ、日々を記録する場所

1,300年の時をかけ、日々を記録する場所

富山県高岡市にある港町、伏木(ふしき)。
ここは、今から約1300年前の8世紀、越中国府(現在の県庁)が置かれ、大伴家持が国司として赴任し、万葉集にある歌を詠んだ地である。

<大伴家持の官舎があったとされる旧伏木測候所地内>

そして時代は下り、明治16年(1883年)。この地に日本で初めての私立測候所ができた。
私費を投じたのは、地元で廻船問屋を営んでいた藤井能三。彼がこの測候所を作った背景に

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