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レアなし赤白アグロ《継ぎ接ぎ自動機械》デッキでプラチナ帯を駆け抜けろ!
スナガガは子供のころ、お金がなかった。別に両親が貧乏だったというわけではない。極端にお小遣いが少なかったのだ。おそらく小学校高学年から高校卒業まで一年間に自由に使えるお金は1万円なかったと思う。だから社会人になった今でも、アンコモンやコモンの強いカードが公開されると年甲斐になく、はしゃいでしまいます(笑)。本日はそんなドケチ根性で生み出したレア無しアグロデッキをご紹介。
赤白アーティファクトアグロ
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「神河:輝ける世界」発売後の日本選手権も終わり、赤白のアグロデッキや赤単アグロのデッキが次々と結果を残している。特にその中でも共通しているカードが《兎電池》と《熊野と渇苛斬の対峙》だ。《兎電池》は序盤のクロック、後半は後続の支援、装備品になることによって場に残る全体除去へのケアなど、序盤から終盤まで強いカードだ。そして《熊野と渇苛斬の対峙》は1章2章でしっかり打点を稼いでくれながら変身後は2/2のクリーチャーとして走り出してくれる。1マナ2/2速攻のクリーチャーと考えれば破格の性能だ。まさに赤を選ぶ理由となるカードたちですね。
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せっかくこんなに強いカードたちがアンコモンなんだ。レアなしでデッキを作りきろうと思うものの、ボロスアグロにしろ、赤単アグロにしろ2マナ以降のカードはレアカードが結構入っている。なのでそれらのデッキとは別の軸となるカードが必要だ。それが《継ぎ接ぎ自動機械》と《巧妙な鍛冶》だ。どちらもアーティファクトが場に出るたびに強くなっていくクリーチャーだ。
どちらも《兎電池》と相性がよく、さらには白も赤も優秀な軽量アーティファクトがそろっている。疑似ドローの《実験統合機》や疑似除去の《ポータブル・ホール》、令和のサバンナライオン《有能な整備士》となんでもござれだ。
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しかしこれだけではゲームを決めきれることは少ない。最後のひと押しが必要だ。火力っていうのは対戦相手に飛ばすもんだろ?
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使用感とかいろいろ!
このデッキ、回してみるとアグロデッキとは思えないぐらい選択肢が豊富です。ドロー前に(火遊び》対戦相手に放ってカードを探しに行ったり、全体除去をケアした《兎電池》を装備品にしてみたりと小技も豊富!最後までクロックで押し切るのは難しい場面が多いので、どこまでをクロックで削るのかというライフ計算もこのデッキの面白いところ!
一方でそんな繊細なデッキだからこそ、土地基盤はしっかりしてあげたいと思いました。もしレアを入れるとしたら、安いところで行けばストリクスヘイヴンの《怒静の交錯》、実用性重視で行けば《針縁の小道》あたりをいれて、安定したデッキにしてあげたいですね。
こんなデッキですが、プラチナからダイヤモンドあたりのランク上げには役に立ってくれたので、そこそこのポテンシャルはあるかと思います。マジックを初めて見たい方やワイルドカードを使いたくない方は、一度このデッキで遊んでみてはいかがでしょう?
デッキリスト
デッキ
4 有能な整備士 (NEO) 16
7 平地 (NEO) 284
4 熊野と渇苛斬の対峙 (NEO) 152
13 山 (NEO) 290
4 兎電池 (NEO) 157
2 増員された浪人 (NEO) 158
4 実験統合機 (NEO) 138
4 電圧のうねり (NEO) 171
4 継ぎ接ぎ自動機械 (NEO) 254
2 ポータブル・ホール (AFR) 33
4 巧妙な鍛冶 (AFR) 21
4 火遊び (MID) 154
4 乱動の噴火 (ZNR) 155