ガン治療の副作用対策に家族ができること・治療家にしてほしいこと。東洋医学の活用法
こんにちは。
ガンも日本人の死因NO1で身近な病になってきました。昔と違い不治の病ではなくなりましたが、それでも治療は大変なものです。
闘病生活は辛く、また一般的には副作用が出るものです。
入院されていた方はわかると思うのですが、一日中寝たままで食欲がなくなりますが、抗がん剤治療では食欲はもちろん吐き気が副作用として大きくあり、それが闘病生活の質を大きく下げてしまいます。
わたしが以前関わらせていただいた方も、吐き気と、胃の重さで食事があまり、、、との話になりました。
入院生活の唯一の楽しみは、面会や食事です。
けれどもソレすらできないと家族の方も見ていて辛いものでした。
わたしは鍼灸師ですが、未熟ながらも鍼ができること、できないことを知っています。それでもできることはたくさんあると信じています。
ガンを治すことはできませんが、治す身体を作るお手伝いや、症状の緩和はできると思います。
ここでは、副作用の吐き気や胃重に対して家族の方でもできる(むしろ親しい方にやってもらうとより効果的)な方法をお伝えします。
簡単です。両方のスネの骨側をゆっくり押してあげるだけです。
胃腸の働きをしている東洋医学で言う胃経のラインをマッサージして上げることにし、ゆっくりとしっかり押し10分くらいするとお腹が鳴ります。ぐるぐるっと、動きそのままゆっくり続けると更に動く感じが本人にも伝わります。胃もたれや吐き気が少し収まるので辛そうにしているときに是非、やってあげてください。
ちょこっと胃経の説明・・・胃経というのは名前の通り胃に効き、身体の全面を走る経絡(エネルギーの流れ)です。消化を助けたりする働きをします。吐き気に効くのでスネ押しはつわりの吐き気にも効きます。
それから足の裏もよく揉んであげるとよく眠れるようになるので、足湯と一緒にゆっくり足ツボを(適当でも大丈夫です)押してあげると良いです!
吐き気がおさまり、安心してゆっくり眠れるだけで生活の質は変わります。
治療家よりは大切な人が行うことで効果は倍増します。手当の力、今はコロナで距離を言われていますが、感染対策はしながらも触る力を信じ、是非できる方はしてあげてください。
また治療家の方は是非、家族の方も疲弊しているので家族の方をケアしてあげてください。安心と元気づけを家族の方にしてあげることが、患者さんにできることになると思います。
人も気持ちがからだを治す力をもたらすとわたしは信じて実感しています。
お読みいただきありがとうございました。