雑記|旅に出るということ
いま旅に出ている。
というとカッコいいが旅行だ。でも旅に行くと書いて旅行だから間違えてはいない。
みんな旅に出るというと、仰々しく考えすぎだと思う。なにかを持ち帰らなければ、映える写真を撮らなくちゃ、心に残る体験をしなければ。
でも自分の心が日常から離れて遠くに飛んでいればそれだけで旅なんだと最近思う。
僕の好きなアーティストにcaravanという歌手がいるのだけど、「日々色々あるけれど、心を遠くに飛ばそう、旅に出よう」といって音楽で僕らをいろんな場所へ連れていってくれる。
音楽、小説、詩、映画、なんでもいいんだ。ここから一歩も動かなくても旅はできる。心が飛べばいいんだ。解き放たれればいいんだ。
そんなことを温泉に入った後に満天の星空をみて思ったので説得力はないけれど、誰も説得なんかしなくてもいいんだ。
ただそこに自分がいる喜びを。体温を。感じて布団にくるまるよ。